「やられたらやりかえせ」は、要するに無策って事だよ。

「いじめにあったら逃げろ。学校に行かなくてもいい」(元中学校長・藤原和博) | ニコニコニュース

「敵」は、こちらの弱点を突いてきているのに決まっているワケで
グーで攻めて来る奴にグーで応じてどうするんだ、と。
「敵」の攻撃が効いてこっちは弱っているのだから
同じ戦場に留まり、敵の戦法と同じやり方で応戦するのは
余りにも戦下手という事になる。
「弱者が強者と戦う際、正面戦を戦うのは絶対に回避しろ」
というのは、兵法の基本。
「やられたらやりかえせ」は正に、「正面戦で相手を打ち負かせ」
という、メチャクチャに人でなしの物言いだと思う。
弱者の戦法は遅延とゲリラに決まっている。
致命傷を食らって命を落とすのに比べれば、こっちが裏技使うのに
何のためらいも持つ謂われはない。
「江戸の仇を長崎で討つ」でも、全く構わない。
そもそも「敵」の方が初めに「最適な手段で」仕掛けてきたのだから。

とにかく、相手の得意でこちらの不利な土俵で戦わされるのを
回避するのは、何時でも何処でも全面的に正しい。
死んで花実が咲く物か。