感情が「理性より賢い」とき « WIRED.jp

「理性」という、一つ一つ順序を踏んで、積み上げ式に
結論を導こういうやり方は、ミリセカンドの単位で動作する
脳細胞という情報素子にとって時間が掛かり過ぎる。
一方、脳のコラム構造という、「沢山の小人」がよって掛かって
並列的に結論を出すやり方の”表現”であるところの「感情」は
正しい訓練と経験を積んで磨いてやらないと高い性能が出ない。

間違った訓練法だと結果が出ないというワケで、負け癖が付く。
すなわち、「負け犬根性」が刷り込まれ、条件付けされてしまう。
「パブロフの犬」のメカニズムは同じ哺乳類の人間にも効く。

ていうか、敗北にいたる「悪手」なら、それこそ無限に
その組み合わせを生成出来る訳で、そこに迷い込む事に
早く気付いたり、そもそも踏み込まないようにするのが賢明。
そういう意味では、ヘマをする事には一定の意味があるんだけど
やっぱり重要で価値の高い事ではないね。

「勝利が全てを癒す」という言葉もあるけど、「勝ちの味」が
感情を育てる面も同時にあるよ。