鈴木みそ 放射線の正しい測り方 が遂に「紙」の本にまとまった。
地震のあとの夏場までは、紙とインクの供給が緊急事態だったんだよな。


僕と日本が震えた日 (リュウコミックス)/鈴木 みそ
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いやあ、相変わらず、いつもの「鈴木みそ節」炸裂でオモシロい。
遠慮なしで物事の肉と骨に斬り込んでいくやり方は
絵を描くのに解剖学を学んだ、レオナルド・ダビンチの顰に倣ったモノか。
東京芸大中退は伊達じゃないな。

以前『銭』で経済に斬り込んだ事もある因果か。
経済学者にインタビューした章は読んでて震えるくらいの出来。
”日本は震災では揺るがないんですが、もともと揺らいでいます”
”昭和40年以来、本質的に黒字になった事がないんですよ”

地震が来ようが来まいが、撤退戦のコースに乗っている以上
それに応じた戦い方をするしかない。


以前のエントリー あんたっちゃぶるだぜぇ! と関連。