おとといのエントリー 人の好みは十人五色 の続きみたいなもの。

「チューニングを合わせる」、「ピントを合わせる」という
言葉があるくらいだから、高い価値が有るものは
一般に、ノイズが少なく、滑らかである、ワケだ。
つまり、過剰でなく煩雑でもない。
ソレを享受するのに、極限の集中力を要する事もない。
だから、高い価値が有るものとは、平凡と斬新のどちらに
近しいかというと平凡の方だろう。

そもそも斬新ってのが、この頃の俺には良く分からない。
読んだ事のない言葉に高い価値があるのなら
猿にキーボードを叩かせた文字列を詩集にすればベストセラーだ。
スティーブ・ジョブズが世に放った製品は、個性的なのではない。
彼は普遍を求めに行き、結果としてあれらの製品になったのだ。

俺は未だにアップル製品買った事ないけどね。
高いから。