ヒトの脳は、網膜に照射された光の分布そのものを
ありのままで受容してるワケじゃない。
俺達が「観ているモノ」は、脳が処理して加工した情報。
処理して加工するという事は、入力から出力に至る過程に
上手下手の差が出るという事で、訓練して習熟する物でもある。
視力のトレーニングに「裸眼立体視」の画像を
観るというのがある。
アレなんかは正に訓練して「見えるようになる」モノ。
微生物の観察で顕微鏡を覗くにしても、訓練が出来てない人は
「視野の中にゾウリムシが映っているのに関わらず」
対象物を判別する事が出来ない。

そういや、「見分ける」という言葉には
訓練を要する「技能」の臭いが付随しているね。