視線一人占め

先週、3時休みに「ミヤネ屋」を観ていたら、ガッツ石松を扱っていた。
俺はどうもあの人を観ていると痛々しさを感じてしまう。
オモシロげな事を言ってるつもりで空回りするのを周囲から
笑われる、という構造を見て取ってしまうから。
だけどあの人は、客が何千人も入る暗いホールの中央で、カクテル光線で
照らされるリングに立ち、対戦者を何人も打ちのめしたんだ。
光を浴びる自分が対戦者を打ちのめす事を何千人もの客が期待して注視する。
そんな選ばれた存在であった人はこの世に何人いるか。
それを思うと、もう平穏で目立たない引退以後の生活は
有り得ないのだろうか。