結論として、「大陸の」国家としての中国はともかく
中国の時代は来てしまうだろう。
華僑の世界への散らばり具合はもう、ユダヤ人の
それの規模どころの話ではないのでは?。
アメリカの一流大学には中国系の若者がゴロゴロ居るし。
台湾もシンガポールも華僑国家で、強烈に成長している。

ただ、「大陸の」国家としての中国が来るかどうかは
必ずしも確定的ではない。
一人っ子政策の所為で、20年後の中国は
高齢化社会が確定しているし。
あと、中国の地には数々の技術の発明が起こったのに関わらず
「科学思考」は遂に立ち上がらなかった。
あの土地では、論理は人に従属するものだからだ。
ヒトの体面を傷つけないように、方便を使う事が何より優先される。
「人治国家」である事に一切恥じる処がないのも納得の話。

もし「科学思考」が中国の数々の発明物の内に存在したなら
或いは、黄河は「土砂の色で黄色く濁った河」でなかったかも知れない。
あの河の色は古代中国の自然破壊の結果だからだ。