「小人閑居して不善をなす」なんて言葉がありますね。

今さっき、この言葉を検索してみたら”閑居”は「人目に付かない処」
だそうで、慣用的に流通してる解釈って、原意から
離れたりするんだなぁ。

もとい。
イギリスは産業革命の本家であり近代製造業の元祖。
近代製造業は労働集約的な産業であり、ある一定水準以上の
教育を受けた労働者を大量に必要とする。
だって、人間の力じゃ歯が立たない程力持ちの機械を無闇矢鱈に
操作された日には、品質だって出鱈目だし労働災害で葬式ばっかりだ。
だから、製造業が盛んな国の国民は、粒が揃っているというか
一定レベル以上の知的能力を持っている、とザックリと考えて良い。
ところで、今のイギリスは金融立国だそうで、それも
「ウィンブルドン化」と言う言葉もある位で、プレイヤーが外資で
ひしめくという、なんとも自国民の全体的底上げを図る点からして
「コレ何ていう無理ゲー?」状態。
そりゃ、暴動だって起こるよ。
大体、金融サービスで人を沢山雇ってチームワークを醸成して
など、人減らしと抜け目ない狡猾さが利潤の元な業種で有り得ない。

で、タイトル中のもう一つの単語のピラミッド。
エジプトのピラミッド建設は、ナイル川の氾濫の恩恵である豊かな
穀物生産で増えた人口の働き口の提供と人々の教育水準維持の
機能の側面が大きい、などと最近の研究では言われている。
大勢の民草を束ねるには、「仕事」ってのがホント必要。

イギリスでは徴兵制の復活を考えてるとか。
「仕事」を与えるって事だけど、なんかそれはそれできな臭いなぁ。