昨日のエントリーの続き。

毛色の変わった文化侵略兵器としてVOCALOIDを眺めるとする。
これの悩ましい点は、実在の人間との一対一対応がない
或いはそれが非常に弱いという所。
(だから毛色が変わっているのだが)
ロックスターだろうとハリウッドスターだろうと
韓流スターだろうと、生身の人間とアイデンティファイされる。
所詮が感情の奴隷である処の人間には、生身の人間が
一番惹きつけられる対象。
そうでないと、「絵に描いた餅」で満足し得て餓死しちゃうし
「絵に描いた美女」にを捌け口にして生殖を行えず血統が絶える。
で、VOCALOIDを海外でも受け入れる層ってやっぱり
nerdsなんだろうなぁ。
社会をリードする人々であるMBA取得者だったり弁護士だったり
医者だったり(そしてその予備軍)はjocks率が高いワケで。
そういう層に「刺さる」様で無いと、文化侵略は困難ではないか。

さらに。
ドワンゴがニコニコ本社を(秋葉原でなくて)原宿に設営したり
ニコニコ大会議を開催したりニコファーレを運営したりするのは
オタク相手の「閉じた」商売に安住するつもりが無い事の表明だろう。

おお?秋元康より遥かにカッコ良いな、ひろゆき!