俺、現実は現実、フィクション(創作物)はフィクション、って
線を引きたがる思考原則って大嫌いなんだよね。
動物の生存に関わる原理で一般的なのは「節約をしたがる」であって
「似たような」処理であるなら同じ機構でさせてしまおうという癖がある。
だから、「現実の処理はこっち」「フィクションの処理はそっち」という
使い分けが本当に出来ているのか俺には疑問がある。
二十年以上前、PETやらfMRIやらの様な非侵襲型計測機器がない時期には
「脳はその能力の大半を遊ばせている」だなんて与太話もあった。
だけど、今の脳科学は(それほど)人の脳が余剰能力を抱えているという
話は無い事を示している。
以前のエントリーで少し書いたけど、名優は「役の演技をしている」のでは
なくて「役の人格が取り憑いている」ワケで。
名優の脳が必要とするリソースは大変効率が良く出来ている。
どんな事だって効率的な方が良いじゃん?

多分明日に続く。