『ブルキナファソに対する渡航情報(危険情報)の発出』
●北部(セノ県、ウダラン県、スム県、ロルム県、ヤテンガ県)のマリ及びニジェールとの国境地域並びに同各県のドリ、ジボ及びワヒグヤを結んだライン以北の地域
:「渡航の是非を検討してください。」(継続)
●上記を除くブルキナファソ全域:「十分注意してください。」(引き下げ)
1.概況
(1)ブルキナファソにおいては、2011年3月下旬以降、軍関係者による威嚇発砲・破壊活動が各地で連続して発生しました。特に首都ワガドゥグ市では、4月14日夜から軍人による威嚇発砲事件、軍人や民衆による略奪・放火事件、軍人による略奪を受けた商店主による軍・政府への抗議のためのデモ活動が行われ、同月16日からは夜間外出禁止令も発出されました。また、地方都市でも略奪行為や市庁舎や警察署等の焼き討ち行為等が行われ、負傷者も発生しました。
その後、4月18日に任命されたティアオ新首相のもと新内閣が発足し、事態解決に向けた緊急対策が着実に実行される中、同月27日から28日にかけては、首都ワガドゥグ市や地方都市において、共和国保安機動隊や警察が威嚇発砲を数時間にわたって行うという事案が発生しました。特に5月31日夜から6月2日にかけて、南西部にある都市ボボデュラッソ市(首都の南西約330km)で、軍の不満兵士が威嚇発砲と商店略奪を行い、それに対する抗議のため、商店主他の市民がデモ行進に加え市庁舎を焼き討ちするという事件が発生し、事態の収拾を図るため、大統領府治安部隊等による武力鎮圧が行われ、死傷者も出ました。
現在、全国的な混乱状態は収束し、市民生活は落ち着きを取り戻しています。ブルキナファソ政府機関の公務、銀行業務、商業活動も通常どおり行われています。なお、7月14日に今回の騒動にかかわった兵士566人を除隊処分にする(略奪・強姦にかかわった者は裁判にかけられる)旨発表されました。
(2)ブルキナファソ外務・域内協力省によれば、イスラム過激派組織「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ」(AQIM)が,アフリカ地域の政治的混乱に乗じ,サヘル地域にて西洋人をターゲットとした誘拐を画策しているとの情報があります。現在までのところ、ブルキナファソにおいてAQIMによる凶悪事件が発生したとの情報はありませんが、近隣国のマリやニジェールではAQIMによる外国人を狙った誘拐・殺害事件が複数発生しています。
※本情報は2012年05月24日現在有効です。