地域渡航情報 アフリカ(北側) チャド | クリーズ外国語教室&クリーズ海外留学センターのブログ

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『チャドに対する渡航情報(危険情報)の発出』



●ワディ・フィラ州、ウアダイ州及びサラマト州
 :「退避を勧告します。渡航は延期してください。」(継続)
●上記を除く地域(首都ンジャメナを含む)
 :「渡航の延期をお勧めします。」(退避の可能性も検討してください。)(継続)

1.概況
(1)チャドにおいては、2011年4月に大統領選挙が行われ、特段の混乱もなく、デビー大統領が再選を果たしています。
 チャドは従来反政府勢力の活動が活発であり、同勢力がスーダン・ダルフール地方に後方基地を置いてきていることから、スーダン及び中央アフリカと国境を接する南東部地方において頻繁に政府軍と衝突し、特にチャド・スーダン国境付近の治安が悪化していました。また、チャドはスーダンと長年にわたり交戦状態にありましたが、近年の和平交渉の結果、2010年1月、チャドとスーダン両国政府は両国国境の治安改善化を含む国交の正常化に関する合意に達しました。以降、両国合同パトロール隊が国境付近の治安監視を継続した結果、反政府勢力の活動は以前に比較し弱まっており、一部反政府勢力が政府に帰順する等の動きもみられます。
(2)ただし、チャド東部地方には、スーダンのダルフール地方の治安の悪化によって流入してきた約25万人の避難民が依然滞在しており、また、政情が不安定な中央アフリカからも約7.5万人の避難民が流入しており、治安状況は未だ安定していません。
 さらに、同地方の治安悪化のため国内避難民が約16万人発生しており、同避難民の帰還が課題となっています。これら外国避難民及び国内避難民は難民キャンプで生活していますが、難民キャンプ周辺は、盗賊や麻薬・武器密売等の巣窟となっており、治安が悪化しています。
 また、2011年2月に発生した隣国リビアでの騒乱を受け、同国に渡っていたチャド人労働者の大量帰還に伴って帰還者が大量流入した北部地方では、インフラの欠乏と相まって劣悪な生活状況となっています。
(3)東部地方では、国際機関やNGOの職員が標的にされる誘拐事件が散発しており、2010年中もNGO職員や企業関係者等が誘拐される事件が発生しました。反政府勢力の活動は弱まってはいるものの、外国人を対象とした誘拐や車両強盗等は依然東部地方を中心に発生していますので、外国人が同地方に渡航することは大きな危険を伴います。
(4)チャドの政情が不安定で反政府勢力の活動が活発であったことからMINURCAT(国連中央アフリカ・チャドミッション)による兵士がチャドに駐屯していましたが、2011年1月末で活動を終了しています。また、2010年1月、チャド政府及びスーダン政府は、両国合同パトロール隊の設置に合意し、東部国境地帯の管理強化に取り組んだ結果、状況に一定の改善が見られるものの、未だ治安の確立には至っていない状態です。
(5)2008年2月に、首都ンジャメナまで侵攻した反政府勢力と政府軍の間で激しい戦闘が行われ、反政府勢力は撤退したものの、政府は全土に対し15日間の非常事態宣言及び夜間外出禁止令を発令しました。現在、首都ンジャメナ周辺の治安状況は比較的落ち着いていますが、夜間を中心に窃盗や強盗等の一般犯罪が発生していますので、夜間の外出は控えてください。
(6)チャド全土には、多数の地雷や不発弾が放置されています。特に、北部地域(リビア及びニジェールとの国境地域)及び東部地域(スーダンとの国境地域)には、多数の地雷が残存しています。地方に赴く際には、暗くなってからの移動を避ける、2台以上の車列を組む、幹線道路を外れないなどの注意が必要です。

※本情報は2012年05月24日現在有効です。