地域渡航情報 欧州(東側) イスラエル及び西岸・ガザ地区 | クリーズ外国語教室&クリーズ海外留学センターのブログ

クリーズ外国語教室&クリーズ海外留学センターのブログ

ホームページ http://www.criz.jp/
電話 050-3702-0263
メール info@criz.jp

『イスラエル及び西岸・ガザ地区に対する渡航情報(危険情報)の発出』


●西岸(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都市とエルサレムを結ぶ幹線道路並びに西岸内の国道1号線及び90号線を除く)、西岸との境界周辺、ガザ地区、ガザ地区との境界周辺、レバノンとの国境付近
 :「渡航の延期をお勧めします。」(継続)

●上記以外の地域
 :「十分注意してください。」(継続)

1.概況
(1)パレスチナ自治区は、西岸とガザ地区とに分かれます。西岸においては、アッバース大統領を長とするパレスチナ自治政府が、国際社会の協力を得つつ,治安改善に積極的に取り組んでおり,その結果,同政府が管轄する地域の治安状況は以前に比べれば改善されてきています。他方,ガザ地区については、イスラエルがテロ集団としているハマス(イスラム原理主義組織)により実効支配されており,また,他にも過激な勢力が活動しているため,治安情勢はより不安定です。

(2)ガザ地区については、ガザ地区からのイスラエルに対するロケット弾や迫撃砲による攻撃の継続、これに対するイスラエルの軍事行動等、厳しい緊張関係が続いており、イスラエルとガザ地区を結ぶ通行所も情勢次第によっては閉鎖されることがあります。
 2008年12月末から2009年1月にかけて、イスラエル軍はガザ地区への大規模空爆を行い、多数の死傷者が発生しました。その後も、ガザ地区からのロケット弾発射とそれに対するイスラエルの報復攻撃や外国人を標的とした誘拐事件等、ガザ情勢は安定しておらず、今後とも十分な注意が必要です。

(3)西岸の状況は、ガザ地区に比べれば安定しており、一般的な治安状況も,対イスラエル・テロが頻繁に発生した2000年代前半に比べて改善されつつあります。この治安状況の改善を受け、イスラエル軍は、西岸におけるチェックポイントの撤去や通常検問の解除を徐々に実施してきています。
 しかし、現在でもイスラエル軍によるパレスチナ人活動家の連行や,ユダヤ人入植地付近での入植者とパレスチナ人住民の衝突が頻発しているほか,西岸の主要都市外ではデモや投石,イスラエル治安当局に対する火炎瓶の投てきなどが度々行われています。2011年9月には,パレスチナ側国連加盟申請をめぐって,西岸地区内全域で大小様々なデモ等が行われ,パレスチナ人とユダヤ人入植者の衝突や,イスラエル軍とパレスチナ人との衝突事案も多数発生しました。また,イスラエル軍及びパレスチナ側治安当局による過激派勢力掃討作戦が実施されており、死傷者が出る事案も起きています。情勢が緊張すれば,イスラエル軍による道路封鎖や検問の強化等によって、西岸へのアクセスや西岸内の移動が制約される可能性は常に存在します。

(4)イスラエル北部においては、2011年5月,6月にそれぞれ,シリア・イスラエル間の境界地域でパレスチナ難民等とイスラエル軍の衝突事件が発生し、死傷者が出ています。同年8月には,イスラエル・レバノン間の境界地域でイスラエル軍とレバノン国軍の間で銃撃戦が発生し,負傷者も出ています。また,同年11月にはレバノン南部からガリラヤ地方西部へのロケット弾攻撃がありました。レバノン南部を事実上支配するイスラム原理主義組織ヒズボラの今後の動向によっては,レバノン国境に近い北部地方で不測の事態が発生する可能性は排除できず、常に最新の政治・治安状況に注意する必要があります。

※本情報は2012年05月24日現在有効です。