贅沢
いつも僕が不思議に思うのは、芸能人やセレブなどと持て囃される人は、普通のリーマン君たちが、一生かかって稼ぐお金を難なく稼いでいるんだけど、彼らにとっては、こうやって苦しんでいる人たちがいるのに、贅を限りを尽くした生活に何の良心的な呵責も感じないように見えること。この差は一体何なのかと考えても、少なくともさ、「神田うの」とか「細木数子」みたいに「私、お金持ってます」って見え張ってる奴らをテレビで見て、みんなは単にうらやましいと言う感情を超えて、怒りを感じないのかなと思う。
「お前らのその宝石や服やGUCCIやなんたらに費やすお金を使って、こういう子供たちに寄付するほうが人間として普通だし、一生普通に食っていくだけの金に困っていなかったら『人間』ならそうするだろーが!」って。ところが、そうじゃないんだよな。。。彼らを叱りつけるどころか、媚を売りへつらうような奴さえいるみたいだし。。。滝沢乃南 みたいな女の子はまだ、可愛らしいものかもしれない。
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ピーター・シンガー ってプリンストン大学の教授がいるんだけど、彼は、ホームページでこう言っているのだ。
I. Affluence and Poverty
Q. You have said that it is wrong to spend money on luxuries for ourselves when we could give the money to organizations working to help the world’s poorest people in developing countries. But shouldn’t we think of the poor in our own country first?
A. We should give where it will do the most good. There is no sound moral reason for favoring those who happen to live within the borders of our own country. Sometimes, just because they are closer to us and living within the same political system, they may be the people we can most effectively help. More often they will not be. If we live in a rich nation like the U.S.A., our money will go much further, and help more people, if we send it to an organization working in developing nations. About a sixth of the world’s population survives on the purchasing power equivalent of less than $US1 per day.
1.贅沢と貧困
質問:あなたは、「発展途上国で最も貧しい人々を助けるために 活動している組織に対してお金を寄付することが出来るのに、自分自身の贅沢のためにお金を使うのは間違っている」と言いましたね。しかし、我々は、自分の国の貧しい人について最初に考えるべきではないのですか。
答え:我々は、最も恩恵があるところに寄付をするべきだ。自分の国に住んでいるからといって、そちらを優先する絶対的な理由などの無い。時には、そういった人が、われわれの近くに住んでいて、同じような政治制度のもとにあるので、我々は最も効率的に手助けできることはあるかもしれない。そうでないことのほうが多いのだが。。。アメリカのような豊かな国に住んでおり、我々のお金が発展途上国で活動している組織に送られれば、もっとより遠くの、より多くの人を助けることが出来る。世界人口の約6分の1が、一日1ドル以下の購買力を頼りにして暮らしているのだ。
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こういう感覚を研ぎ澄ましていって、どうやってお金を一番有効に使うことが出来るのかを考えて、「オレの金の使い方のほうが人類に貢献してる」と誇りを持って競い合うことが、結局のところ自分の利益や社会、国を越えて世界全体の利益につながっていくはずだろう。
自分の見栄を張ることに必死の芸能人たちの度を過ぎた金の使い方は、厳しく批判されても容認されるようなことでは絶対にないように思う。