客観性に関わる「何とかなる!」因子‥

これを高めるには、几帳面な気質の私たち日本人にとっては、少し難しそうです。

 

「ちゃんとしなくては、ちゃんとした人に見られなくては‥ 生真面目なせいか、そう思い込んでいる人が多いように思います。

 

そういった人たちは、物事に対してとても高いハードルを自分に課しているのでしょう。

 

 思い通りにいかない‥

すると「私たちはこんなはずじゃなかったのに‥」と、

自分が許せなくなる。結果、人も許せなくなります。

 

こうなるともう、負のスパイラルに入りこんでしまいます。家族を含め、周りにいる人まで巻き込まれて、不幸になってしまいます。

 

打開するために以下に紹介した方法をぜひ参考にしてみてください。肩の力を抜いて、考え方を少しづつ変えてみましょう。

 

知り合いから聞いた話ですが、アメリカでは、子どもが野球の試合で空振り三振だったとき、よく「ナイストライ!」と声をかけるそうです。

 

バットを振ったことが偉い、振らなければ当たるチャンスもないんだから、この考え方もお手本にしたいですよね!

 

 

① 迷ったときは「これでいいか!」と妥協する・・

 

「選択肢が多い人は不幸である」という研究結果があります。何かの物を選ぶときはもちろんのこと、昔と違って現代は職業も結婚も人生も、選択肢が多様化しています。

 

何が最良の選択かを考えすぎて、結果、訳がわからなくなるなってしまうことも多いのではないでしょうか?

 

こんな時代だからこそ、「最良」にこだわりすぎると疲れてしまいます。「だいたいこれでいいや!」という、いい意味での妥協、開き直りが、幸せへと導いてくれるはずです。

 

 

② ネガティブなことをポジティブに変換する・・

 

ネガティブな気持ちや言葉に慣れて、それが癖になっていませんか?たとえば、「ありがとう」といえばいいところを、「すみません」と言ってしまう。

 

また褒められた時に「おだてても何も出ませんよ!」と言ってしまうなど。

 

謙遜や遠慮、謙虚な心は美しいものですが、一方で自己肯定感を下げ、幸せから遠ざかってしまうことにもなります。想像力を働かせてポジティブに変換する練習をしてみてください。

 

 

③ 「やらなければならない」ことをやめてみる!・・

 

アップルの創業者、スティーブ・ジョブズは、いつも黒か紺のタートルネックを着用していました。

 

自分が心地よければ、同じスタイルでいいというのは彼の持論だったそうです。

 

毎日の服選びをやめることで、幸せを一つ手に入れたのかも知れません。一度「やらなければならない」リストを作り、眺めてみてはどうでしょうか?

 

もっと「しなくていいこと」があるはずです。やなければならないことを減らして、シンプルに生きる人は幸せです。

 

 

④ 手が届きそうな目標を立てる・・

 

たとえばダイエットをするとき、「1ヶ月で5㎏痩せる」と、大きな目標を定めることはありませんか?

 

目標は大きいほどやる気が湧くし、短期間で一気に達成したいその気持ちはよくわかります。

 

ですが、より幸せなのは「小さなゴールに的を絞って、少しずつ達成範囲を広げていく人」です。

 

目標が大きすぎると、そう進むべきかわからず迷ったり、挫折したりするリスクもあります。

 

まずは目指すことのできる、小さな目標をつくってください。

 

 

⑤ 今日あったことを書き出す・・

 

人間は、「失敗した」「悔しかった」など、悪いことをより強く記憶しがちです。

 

そんなネガティブな出来事に気持ちが偏ってしまったら、1日の終わりに、今日あった「失敗したこと」「よかったこと」を書き出すことが有効です。

 

朝気持ちよく目が覚めた、ランチが美味しかった、など小さなことで構いません。見つけられない日は、無理して書かなくてもいいのです。

 

書くことに慣れてくると、1つでも2つでも書けるようになっていきます。書き出す習慣ができてくると、朝からいいことを探す癖がついてきます。

 

そしてそれは、幸せ体質に近づいた証拠です。

 

⑥ イライラ、モヤモヤしている感情を受け入れる・・

 

怒りや嫉妬などの感情が湧いてきたら、「それは当たり前」と受け入れてください。

 

反省などする必要はありません。反省はせず「私は怒っている」「私は死っとしている」と自覚すればいいのです。

 

それでも負の感情に支配されるのなら、書き出してみましょう。ポイントは「〇〇さんに会うと嫉妬してしまう」と、事実だけを具体的に書くことです。

 

それだけで、心がずいぶん落ち着くはずです。自分を客観視することが、幸せに気づくための秘訣です。

 

⑦ ポジティブな思い込みをする・・

 

笑顔をつくると、脳が嬉しい、楽しいことと勘違いしますが、思い込みも同じです。

 

「本気で思い込むことはあなどれません。脳科学の世界でも

「頭に描いたことは実現しやすい」と実証されています。

 

おすすめなのが、初対面な人に会ったとき。

誰もが緊張しがちですが、私はいつも「これから会うのは絶対にいい人」と自分に言い聞かせています。

 

もしかしたら、思い込みは幸せへの近道かもしれません。

 

 

⑧ 思わず微笑んでしまうしまうことを思い出す・・

 

見上げた空がとてもきれいだった、あるいは、子どもが幼かったころの可愛らしい姿をふと思い出した―そんなとき思わず微笑んでしまったことはありませんか?

 

その先にあるのは、ポジティブな幸福感です。心がほどけてリラックスしている状態です。

 

こうしたエピソードをいくつか自分に引き出しにしまっておいくのも、幸せに近づく方法です。

 

悲しいときや、自己嫌悪に陥ったとき、その幸福感が救いとなってくれるはずです。

 

 

⑨ これから目指すべきなのは持続可能な幸せ!・・

 

ありのままに因子は個性化と主体性の因子です。

「人との関わり合いの中で、自分らしさを封印していませんか?」言いたいことも言わずに我慢してばかりでは、幸せは遠ざかってしまいます。

 

協調はするけど自己主張もする、「和して同ぜず」の精神でいきましょう。また、他人と自分を比べないことも大切です。

 

「やってみよう!」因子や、「ありがとう!」因子が満たされてくると、心にゆとりが生まれ、他人のことが気にならなくなります。

 

そうなると、逆にマウントを取ってくる人を「残念な人」と思えるようにもなります。

 

もう一つ、幸せを叶えるために忘れてはいけないことがあります。「お金や物、地位、これらを誰かと比べて、自分のほうが上だとしても、幸せになれません。

 

いわゆる「地位財」は、手に入れても、ひとときの満足を得られるだけで長続きしません。研究でもそういう結果が出ているそうです。

 

4つの因子を高めることで得れれる心の幸福感、「長続きする幸せ」を目指しましょう!

 

ご参考になれば幸いです音譜