クリプトンの主なお客様(翻訳会社と日本語テープ起こし会社)
今回のブログでは、クリプトンをご利用したことのある方・ご利用を検討されている方に、クリプトンにはどんなお客様がいるのか?をご紹介したいと思います。これから定期的に、いろいろなタイプのお客様を取り上げ、具体的にどんな英語テープ起こしのニーズがあるのかを見ていく予定です。
第1回目の今日は、クリプトンの主要取引先でもある日本語テープ起こし専門の会社と翻訳会社の2つを取り上げます。
クリプトンの英語テープ起こしお取り扱い案件のうち、5割近くを占めるのが、BtoBのお客さま(=テープ起こしを卸販売しているお客さま。)です。BtoBは大きく分けて、日本語テープ起こし専門会社と翻訳会社のいずれかの範疇にあてはまるといえるでしょう。
←クリプトンは法人のお客様が多いのが特徴!
それでは、なぜこの2タイプのお客様が多いのでしょうか。クリプトンでは、大きく2つの理由があると分析しました。
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1.「英語テープ起こし」という専門サービスの認知が広く行き渡っていない
2.日本において、作成される・流通する英文文書には、非常に高い確率で日本語翻訳の需要が付随発生する
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■専門サービスの市場認知が低い
クリプトンはグローバル市場では15カ国からの取引がありますが(※2009年度の実績)、そのうち94%が日本からのお客様です。日本での英語テープ起こしの位置づけは、まだまだ認知が浅く、そのような専門サービスが市場に存在することもまだ一般的になっていないともいえます。
←実に94%が日本からの問い合わせ
英語テープ起こしというニッチなサービスの専門業者として、日本市場での草分け的存在として進出したクリプトンも、当初は「どんな方が英語テープ起こしを利用するんだろう??」と、確かな先見性もないままの船出でした。
これまでのお取引先をみると、英語テープ起こしを必要とするお客様が「こういうサービスがほしいんだけど、どこに問い合わせればいいんだろう?」という疑問にぶつかったときにまず尋ねるのが、日本語のテープ起こし会社(リライト、速記、議事録作成など行っている会社を含む)または翻訳会社のようです。
一般的にテープ起こしと聞いて連想するのは、タイピングの得意な人なら訓練をつめば比較的容易に習得できる(と、多くの場合思われている)在宅ワークで、主婦やダブルワーカーの仕事と思われがちですが、英語のスピーチやインタビューを書き起こすとなるとそう簡単に日本で作業者を探すことはできません。英語を理解する=ひとつの専門スキルとみなされるためです。
英語テープ起こしのできる専門性をたずねるのに最も適していると一般的に見られているのが、テープ起こしのノウハウに精通した日本語テープ起こし業者または外国語サービスのエキスパートである翻訳会社なのです。
ところがEコマースが一般的となった今、インターネットを介して世界中から必要なスキルをもった人材を探し、どこからでも作業をして届けることが可能になりました。クリプトンはそこに着目し、リーズナブルで精度の高いサービスを日本で提供することをいち早く始めた、新興市場の先駆け的存在ともいえます。
それでも、主にウェブサイトを通してしか露出のないクリプトンにとっては、お客様へのリーチは現在も限定的なことは事実です。
多くのお客様は、すでに利用経験があるかまたは一般に知られた存在である取引先業者(日本語のテープ起こし会社、翻訳会社)に問い合わせており、またいざというときには顔の見える安心さのためか、そのようなお付き合いを好む方も多いかもしれません。
■英語テープ起こしには高い確率で翻訳需要が発生する
クリプトンが集計した「英語テープ起こし」の最終用途を見ると、少なくともお客様の40%以上が英語のテープ起こし原稿を日本語に翻訳しているという結果が出ています。また実際には、テープ起こし原稿をリライト・要約したり必要な部分をピックアップして記事に編集するなどのより詳細な用途を見ると、最終完成品として日本語になる割合はずっと多いといえるでしょう。
英語スピーチを日本の読み手対象に記録参照の用途として文書化するためには、日本語に翻訳する必要があるというのは、言ってみれば当然の加工プロセスともいえるでしょう。
翻訳会社の方にとって見れば、英語テープ起こしは「積極的な翻訳需要の発掘手段」ともいえるのです。このため、クリプトンにはたくさんの翻訳会社のお客様から英語テープ起こしを利用いただいています。
ここまで述べたように、クリプトンを支える大きな2本柱となっているのが日本語テープ起こし会社と翻訳会社のお客様です。これまでは「英語テープ起こしの問い合わせがクライアントからきたら、クリプトンに頼もう」といった形で、年に数回のみご利用していただくお客様が多かったですが、最近では英語テープ起こしサービスを積極的に販売していただいているお客様が増えています。
これも、英語テープ起こしの販売によって新規顧客層を獲得したり、英語テープ起こしに付随するニーズを創出していくなどの法人のお客様それぞれの戦略や工夫があるからでしょう。
クリプトンも、もっと多くの提携先パートナーを増やしていきたいと願っています。ニーズを抱えた、より多くの方に是非サービスを知っていただけるよう、このブログからもどんどん情報を発信
していきたいと思います!
<参照ページ>
次回のブログは、「なぜ、私のテープ起こし原稿にはいつも[Unclear]が入ってしまうのか?」というテーマを、クリプトンのシニアエディターよりお届けします!お楽しみに!![]()
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