木匠兄妹
忙しい毎日だけど,ちょっとホッとする時間があってもいいんじゃね。木匠兄妹(カーペンターズ)を知ったのは小学校4年か5年かそこら。リアルタイムで流行っていたのかどうかはよく知らないが,そろばん塾の先生が運転する送迎バスで流していた。ド田舎だったから,塾なんぞそろばん塾ぐらいしかないし,それも送迎バスでもない限り通えん。実際,小学校以来,塾なんぞに通ったことがない。よくテレビで年末年始の冬休みを塾で猛勉強する学習塾のニュースなんかが流れていて,都会の子はすごいんだなと思ってた。そもそも近くに塾なんか存在しないし,あったとして通わせてもらえるわけがない。遠い遠い世界の出来事にしか思えなかった。なんでかな,こんなこと思い出したのは。芥川賞のせいかな。朝吹何某とかいうエリート一家出身の受賞者と西村なんとかっていうフリーターのおっさんが同時受賞してた。朝吹っていう苗字どっかで聞いたと思ったら外国文学の翻訳者だった。中学の頃,学校の図書館から本を盗んだ。罪の告白しちゃったy借りても,いつ読み終わるかわからないから,借りる手続きと返却の手間が面倒だったのと,悪ガキ仲間の間で,いろんな小説を読むのが流行ってて,「俺はこんなん読んだぜ」みたいにして自慢したりして,そのうちエスカレートして図書館から本を盗んだりするようになってしまった。どうせ誰も読まないのだからロングで借りておいて,読み終わったら返すよみたいな気分もあった。あんまり目立つと問題になるから,結局は返してた。そうだ,図書館なんていう立派なものじゃなくて,図書室だったわ。図書室の掃除当番のときに盗む。読み終わったら,こっそり返すの繰り返し。でも何冊か返し忘れた。誰も気づいちゃいないのかもしれない。そんなこんな読んでた本かなんかで朝吹なんとかいう翻訳者の名前がインプットされてた。小学校のときも,同級生のおばあちゃんが童話全集みたいなのを寄贈してくれて,結構,読んだな。とっくのとうに死んじゃっただろうけど,ありがとう。そんなもんだ。騒いだってタイガーマスクブームもすぐに下火になったみたいだけど,見返りなんか求めないのがいいんだ。俺も,この6年ほど,毎月3千円,都合,年間3万6千円ほど,発展途上国の子供に寄付してる。なもんでこの時期,確定申告が近づくと,税金控除用に証明書が送られてくる。今日,郵便受けに入ってた。寄付の控除なんかしたことねえけどよ。たまに雑収入なんかあったりして確定申告するけど,そこまで細かく税額控除申請すんのも面倒くせえし,大体,そこまでケチなら毎年決まった額の寄付なんか継続しねえし。なんせリッチマンだからな。田舎の学校に本を寄贈するのもカッコいいかもしんねえな。短足だけど,足長おじさんを気取るのもありかもな。便乗系もあるようだけど,やはり,孤児院への送り主の名前は「伊達直人」じゃないとダメなんだと思う。「伊達直人」だから,みんなピンときたんだ。正直,やられたと思ったよ。人の心の琴線に触れるというのかなあ。最初にやった人は詩人だと思う。誰かが作った菅直人と伊達直人の対比も面白かった。あれもセンスある。ジョークの分かる人が多くて,まだまだ日本は大丈夫だと思ったね。目くじら立てるなんてナンセンス。