3連休。


何もない。


















何もない訳もない。

バーベキューパーティーに行く。

だが、楽しい雰囲気の中で、さらに孤独を感じなければならない予想が付くので・・・








金曜は9時から飲んで、なんとか終電では帰った。

話がかみ合わなかった。

京大を出た弁護士と一緒だった。

いや、普段の会話は話が合うほうの人なんだが、酔ってくるとお互い自分の自慢話になってしまって、そりゃ、向こうの方がたくさんの成功体験があるから話が噛み合わなくなってしまう。

彼は司法試験を3回目で通ったそうだ。

まず、その時点で・・・

1回目の受験は在学中、2回目以降は卒業後

ということは、24歳か25歳で合格したことになる。

それから司法修習生を2年やって弁護士登録に至るから、彼が正式に社会人となったのは26歳か27歳になる。

実質は司法修習生になった時点で社会人とも言えなくもないけども。

当時は給料がもらえたからね。

それだけ頭がいいのは置いておくと、貧乏人の小倅にそのリスクを取る選択肢はない。

漠然とではあるけど、貧乏人の息子としては、医者を目指すこともなければ、弁護士を目指すことも、最初からしない。

まず、俺なんか大学に行くことすら高校3年の半ば過ぎてから決断した。

親を説得するところから始めて。

大学に行ってほしいという期待は親父にはあったけど、親父は大学に行くなら理系でなければならないという考えだった。

文系なら学校の先生にならなければ意味がないという感じ。

後から思えば、親父が貧乏人の次男坊で、兵隊さんにでもならなければ自分の芽が出る道はないと考えて、未成年で志願兵として戦争に行って、敗戦で帰ってきて苦労する中で、学問がない悲哀を十二分に感じて到達した考えだったのだと思う。

なのに、俺は理系が苦手で。。。

嫌いじゃないけど残念ながら点数が取れない。

という訳で文系コースを選択せざるを得なくて。

なので、文系で大学に行かせてくれるかどうか、親父の了解を取らなくてはならなかった。

高校3年の秋になってから、それまで半分以上、就職の道を考えてた俺も「さすがにもうムリだ、進学するしかない」と腹を決めた。

高卒で就職するにも、就職組は就職組で、それなりに目標が定まってるので、中途半端な意識の俺なんかでは太刀打ちできないと悟った。

で、受験

当然、ダメに決まってる。

クラスの不良っぽい奴なんかが、「俺、全然、勉強してねーよ」とかなんとか言ってたのに、なんだかんだ言って国立とかに合格するのを横目に、俺は地元の私立も受からない。

あんときは血の気が引いたね。

コメカミのあたりの血がさーっと引いてくのがリアルに感じた。

で、1年浪人

片思いだった彼女は東京の短大に進んで

予備校に通うことになったものの都市部の連中からは相手にされず。

中学から同級生の奴も同じ予備校だったけど、そいつはワザワザ予備校の寮に入って完全に受験オンリーの戦闘モードで話もしてくれない。

「お前みたいな奴と俺とは違う」みたいな態度で接しられた。

一応、俺は国立コースのクラスだったものの、理科系科目の点数がどうしても上がらない。

ほとんど予備校では数学と物理、化学しか勉強せず、英語も国語も授業に出ずに自習に充てたのに、その科目の点数が一向に上がらない。

それでもチャレンジし続けたものの共通一次の結果は惨憺たるものだった。

二浪する訳にはいかないと、地元の私立以外の東京の私立を急遽探して受けることにして。

英語と国語の勉強を捨ててたも同然なので、それで受かりそうな手ごろな学校を探して受験・

だが、そんな甘い認識でうまくいくわけもなく。

尻に火が付いて、やっとの思いで何校か合格したものの、ほんとうに親に東京の私立に行かしてもらえるのかが疑問だった。

地元の私立も受かったには受かったけど、同級生が現役で受かってるのに俺が一浪で入る気にはなれんかった。

プライドというのもあったし、そこですら補欠合格だったので、なんか引け目を引きずりそうで嫌だった。

で、親父に土下座して東京の私立に入学することになった。

入学してみて分かったが、受験テクニックが俺にはなかったということを痛感した。

3流か4流の大学だと、高校時代に青春を謳歌し過ぎて勉強が疎かだったり、遊ぶために大学に入ったような人間の集団で俺みたいなのは浮いてしまう。

あと、いかにも貧乏人と分かるセンスのない着るもので俺をそうと見破ったのかもしれないけど、ことごとく誰にも相手にされんかった。

疎外感て言うのかな、あの空気は

でも、身寄りのない俺としては流石に俺も友達が欲しくて・・・

結構、自分なりには頑張ったつもりだったんだけどなぁ

それなりに大学時代には色々とあって、青春を謳歌しようとしたけど難しかった。

なら、就職したら金銭的にも良くなるかと思って、3流大学の学生でも入れる証券会社に入ったところが、大間違いで、他の人より金銭的に苦労することになった。

ほんとひどかった

残業代が一切つかないんだもの

高給がもらえるのは4大証券だけで、その他は中小企業レベルというか、町工場よりも酷い。

実際、「町工場のほうがマシだ」とか「高卒の妹の方が俺よりもボーナスが多い」と言って転職してったのが多い。

バブル崩壊ってのもあったけど、それにしても同期のうちの半数が3年以内に辞めてしまったのは、かなり会社に問題があったんだと思う。

事務職やらの女子職員も含めれば、3年以内に7割くらい辞めたイメージ

今じゃブラック企業とか言われるけど、ブラック企業の原点は証券会社か商品先物かってくらいにキング・オブ・ブラックだった。

精神的に病む人も多いし。

そのおかげで人並み以下の人生を40歳近くまで強いられた。

この、発射台の低さが、俺の人生を左右している。

もちろん、俺にその環境を跳ね返すだけのエネルギーがあれば、なんてことはないのだろうけど、同時に「発射台の低さを補うのは容易なことじゃない」とも思ったりする。

30代後半で転職する際も、前の会社の同期が転職した先の面接に行って、彼が同じ学校の先輩のコネ推薦で受かったのに、コネの無い俺は落とされて。

いや、俺の方が全然仕事もしたし、評価も彼より高かったのに、俺の大学のレベルが低いんで、その会社に俺の先輩がいないという

あんときも、「なんであいつが採用されて俺が採用されないんだ?」とガッカリもしたし、思い悩んだ。

今じゃ、やはり彼は、会社のお荷物としての扱われ方をしているらしいが、俺は彼の会社のエライサンとも普通に会話が出来る立場にいる。

一から十まで、全部、自分の実力で挽回しなきゃいけない理不尽さは非常に感じる。