辞めた会社の後輩が部長になってた。

40半ばか。

一つの部署の経験しかなくて部長にまで登り詰めやがった。

もはや役員候補だ。

別に、悔しいという感情だけじゃなく、まさかあいつが?という思いとか、俺らが辞めちまったから人材的に他にいないということもあるんだろうし・・・

辞めた奴も頑張ってるし、残った奴も頑張ってるっていうことやなあ

20年前のことが、つい昨日のことのように思えてならない。

金融の世界って、くだらねえけど、序列の世界で、上位何社、中堅どころの何社で、競い合いをしてる。

やたらと、「同業他社はどうだ?」ってことを気にする。

扱ってる商品がほぼ均一なので、そんなミクロの競争に神経を尖らせてる。

その結果、中堅の会社は、合併やらなんやらで全部なくなってしまった。

バカにしてたネット証券が、それに取って代わった。

シェア的には、ネット証券が中堅証券とかのシェアを食って、その地位を取って代わったというのはあるけど、今のところ見てると、所詮どこまで行ってもディスカウントブローカーという見方しかできない。

その程度のレベルの社員しかいないので、市場に対する影響力はごく一部しかない。

マネックスにせよ、楽天にせよ、社員レベルとしては大したことはない。

前の会社で資本に変動があって、出勤するビルが変わった時に、上司から「一般社員はお客様用の正面玄関を使うな」という通達があった。

社長命令だとかなんだとか抜かしておったが、俺は、「ふん、知るかそんなもん!」って正面玄関から出入りし続けた。

こんなくだらねえ通達をする会社に長くは居られねえと思いつつ。

その思いは今も変わらん。

で、そんなくだらねえ通達を社長が出すような会社に残って、部長にまで登り詰めた後輩は偉いなあと思う。

俺にはマネの出来ねえことだ。

ここんとこずっと忙しくて、それが漸く終わって、梅雨の晴れ間の今日とか昼間に街をぶらぶらしてると、ふと、思えば遠くに来たもんだとか思う訳さ。

俺もいい年になって、世間の同世代の人らは、高校生とかの子供が居たりして、会社でもそれなりの地位に就いてる人もいれば、それなりの地位に就けていなければ、近いうちにリストラの対象になるしかないけど、それはそれで、俺よりはいい人生ちゃうかなーとか。

それなりの地位に就いてる人は別にして、その可能性が薄かった俺としては、なんとか頭脳労働の職にありつけたのは正解だったよなーとかなんとか思う。