話題のドラマ、半沢直樹を見た。

正直、面白かった。

一見、リアリティがなさそうで、意外とリアリティがあった。

実際、直樹なんていう名前の奴が多かったし。

主人公みたいに上に反逆はできないけど、理不尽に組織に外堀を埋められて追い詰められる光景は、案外あんな感じなんで。

組織を飛び出す金融関係者が多いのは、そういったワケ。

不動産業者までは頻繁にはないにしても、土下座を強要されるケースはままある。

若い頃の90年代前半なら、若手が一列に並ばされて先輩からビンタを喰らうようなこともあった。

バブル入社組はスカしてるから、それに耐えられずに半分は辞めた。

客先でも土下座、支店に帰っても土下座。

上からのイジメだけならまだしも、間をはさんで下と上がくっ付いての陰湿ないじめもあった。

93年くらいから就職難になったので、後輩らも眼の上のたんこぶの先輩を引きづり降ろそうという戦略が横行した。

ネット上などで、バブル入社組に嫉妬と恨みを持ってる人間が多い。

大量採用のバブル入社組のパワーに危機感を覚えた先輩らと、就職氷河期の後輩らが結託したのも、なんとなく頷ける。

就職氷河期世代は、バブルの奴らを間にはさんでのフィルターを通してしか見ていないので、90年代以降の日本企業の本当の悪辣な行動を見てはいないんじゃないかな。

バブルを本当に謳歌したのは50歳以上の連中で、その人らの敗戦処理ばかりをやらされたのがバブル入社組だったことはあまり知られていない。

リクルート社なんかに入った奴らは、バブル崩壊の過程でも、それを逆手にして調子良く伸びていったので、とんでもねえ馬鹿野郎の同世代が多いのは事実だし、成功して成金になった奴もいる。

そういう奴らはお仲間としかつるまないし、自分より年下しか集めない。

上も下も、どんな態度を取られても意に介さないというか、屈辱に遭っても甘んじることが多いが、同世代の横柄な態度の奴とは思いっきり喧嘩してしまう。
よその会社の社長や役員であっても。

部下の前で恥をかかせてしまうことになるが。

でも、そんだけ、普段、えばってるのが見えるんで許せなくなる。