いい話だ。
ホロ
今日はカロリー摂り過ぎ。
午前中、プレッシャーのあった仕事を、なんとかうまくこなせた安堵感と、すぐに会社に帰ってから来客の応接も昼飯を食わずに対応したせいもあって、かなり腹も減ったし、少しは自分にご褒美をあげたかった。
午前中は三人で行ったが、結局、相手と話をしてんのは俺だけ。
他の二人は、相手との交渉を滑らかにするための資料も用意してなかった。
それなのに、昨日は翌日の準備をしてる俺より早くご帰宅。
俺が口に出さなきゃ、やつらは事前準備もしないのか?
「何を用意しましょうか?」とか、「何を用意してったらいいんでしょうか?」と尋ねもしないので、「あいつら大丈夫か?」と思いつつも放っておいたら、このザマだ。
まあ、最初から彼らに期待もしてなかったから、一人で多少遅くまで残って、俺が彼らの分を準備してたのだけども。
俺は、あいつらのベビーシッターじゃないから。
相手は40、50の、その世界では海千山千の強者だし、大企業なんだから、「話の流れによっては、もしかしたら必要ないかもしれない資料でも一応は準備しておいたほうが良いのではないか?」などと、他の二人は自分で考える力もない。
俺も連れてった二人のことなんか最初から眼中にないから、俺と向こうさんだけで会話を進めて、会話に入ってこれもせず、二人はただ2時間座ってただけ。
存在感ゼロ
それを恥だと感じてもいない。
昆虫に何を言っても、どうしようもない。
「今日の話を簡単なメモにまとめておいてくれ」と指示しただけ。
俺から指示された通りに、「簡単なメモ」にまとめるんだろう。おそらく。
それで、仕事した気になってさ。
昆虫相手の仕事は俺の仕事じゃないので、きっと明日かなんかに「できました!」って俺んところに持ってきて、俺は「あっそう、もう出来たの。意外に早くまとめてくれたね。ありがとね」って言って適当に労いの言葉をかけて終わることになるんだろう。
俺はベビーシッターでもねえし、幼稚園の保母さんでもねえからよ。
俺は俺の仕事をする。
でも、「僕はこういうふうに理解したんですけど、もしかしたら違う気もするので自信がないのですが・・・」って食らいついて来たら、少しは見直してやるつもり。
同じ時間を過ごしているのに、自分で何も考えず、体裁だけ取り繕うようなメモを出してきたら、「あっそう、ご苦労さん」って答えて終わるかもしれない。
今日の相手の会社のおっさん連中だって、こっちの学歴なんかどうでもいい話で、向こうもそれなりの学歴なのだろうから、学歴、経歴云々なんか、それ以前の話で、気にも留めていない。
向こうも会話の流れを重視してるから、メモなんか取りゃしない。
要するにライブ感覚を重視してる。
一応、向こうだって上司に報告するんだろうが、向こうの直属の上司は、専務か常務か社長しかいない訳で、そんな上司に向かって、「今日のミーティングの内容をメモに起こしておきました」なんていう報告の仕方はしないはず。
第一、そんな偉い役員連中は、次から次に経営判断を下さなければならない忙しさの中で、いちいち部下のメモなんかに目を通してたんでは追いつかないので、「何を馬鹿なこと言ってんだ!」と一喝されて終わり。
一喝どころか、いきなり左遷だ。
時間のない経営者は、ほとんど部下の顔色だけで、この問題が、良い方向に向かってる事案なのか、悪い方向に向かっている事案なのか、判断しなきゃいけないし、実際、それで瞬時に判断して、部下の話す報告の内容なんか、ほとんど聞いちゃいない。
で、それなりに成功してる会社の役員直属の部下には、回りくどい人間なんか配置していない。
優秀な経営者は、重大な経営判断だろうが、部下のメモも稟議書も無しで、いきなり電光石火の経営判断を下していかないと、ライバルを制圧できない。
そういう役員直属の人間を相手にしてんのに、事前準備もせんと、すべて俺任せにして暢気にくっついて来る神経が理解できない。
やった挙句の失敗だったら俺もフォローするが、何も準備せずの失敗に対しては、こっちとしては「はー?(何を寝言いってんの?)」で終わる。
頭が悪かろうが、良かろうが、少しでも食らいつこうという意識のない奴はダメ。
「ご苦労さん。精々、ハッピーなサラリーマン人生を送ってください」と願うのみ。
ただ、あっちゃこっちゃに話題が飛ぶミーティングの内容を、メモなり、報告書にまとめる訓練をしとかないと、話の要点を掴む能力が育たないので、とりあえず、それはさしとく。