年は取りたくないものだ。
新しい刺激に直面したときに拒絶反応が起きてしまう。
慣れ親しんだ場所に居座りたいと思ってしまう。
生々流転が生き物の定め。
縄文式土器が弥生式時に取って代わられたり、奈良平安貴族文化も武家社会に取って代われたりもした。
ラジオもテレビに、テレビはネットに。
永遠のものなど何もない。
その時々の変化に応じることが生きていくために必要なスキル。
新たなものを獲得すれば、過去のものは不要になる。
だから必要のないもを上手に捨てる技術も必要なのだろう。
時計が止まったままの人も世の中にはいるらしいが、俺からすればそんな人すら贅沢に思える。
おそらく、過去にしがみつくだけの価値を、その過去にはあったのだろうから。
残念ながら俺にはそんな過去はない。
仮にあったとしても、俺はしがみつけない。
チェンジ、チェンジと、かっこいい言葉のように人は言うけど。
チェンジは大変だよ。
チェンジするのが大変で、苦痛を伴うから、はじめから自分を固定化せずにいる。
軟体動物が理想形。
まず、生きていくこと、食っていくことがあるくらいで、特段、主義にはこだわらない。
いや、こだわろうとする主義はあるかもしれない。
どっかこう心の奥のほうに。
人には言えないけど。