めっちゃ面白かった。
買うかどうか悩んでいたんだけど、買っちゃった。
面白すぎて、一気読み、２時間も持たなかった。
爆笑させてもらったが、日本経済の状況は笑えない。
森永さんとは、宗派が違うので、ん～ってとこも多いけど
財政均衡主義を打破するために、一役買ってくれるといいな。
米国がウクライナを使って、ロシアと戦争していなかったら
コスト・プッシュ・インフレという悪性のインフレに見舞われず
おそらくデフレは継続していた。
デフレの深刻さは、モノが安く買えてしまって
それを一定数支持してしまう人々がいること
家計を預かる奥様方、年金生活者など
安く買えることは、普通の一般庶民にとって嬉しい。
けれども、日本経済全体が縮小均衡に入り
弱い立場の人から、やられていく。
じわじわと首が締まっていくっていく状態
バブルが崩壊すると、必ず逆回転してデフレが起きるが
そのデフレーションという言葉さえ、刈られてきた。
しかし長期デフレから、いきなり悪性インフレとなると
さすがに、ごく普通の一般庶民でさえ、何かおかしいことに気づく。
影響を受けない人は、極一部になり
ケインズの言うインフレ税が発生する。
税収が３年連続最高は、財務省の手先と化した
カルト教団にとっては嬉しいだろうが
このインフレ税は、家計部門を追い詰める。
ただでさえ追い詰められているのに
財政均衡主義によって、更なる増税を目論むカルト宗教
無駄の削減という名目で、歳出を削る。
政治家も、その教義に乗っ取って
自分たちの給料を削るとか、定員削減を叫ぶ始末
その程度の金額を削っても、より民意が反映されなくなるから
一般庶民の生活は、どんどん苦しくなるだけなのに
一般庶民は、自分たちの意見を反映してもらうために
本来、もっと議員を増やせ、議員の給料をあげろ と言わないといけない。
財政均衡主義というカルト宗教のために
今まで、いろんなところが叩かれて
削減、削減とやってきたが、ついに高齢者に
その矛先が向かってきた。
９０歳まで働け、とは正気の沙汰じゃない。
そりゃ年金制度は維持できるが、もう年金とは言えない。
９０歳まで生き延びれる人が、これからどれだけいるのか
生き延びれたとして、そもそも働けない。
６０～８０歳の人が、雇ってくださいってきても
８２歳です、って人を雇う企業がどこにある。
７０歳を超えて、雇ってもらうために
PC教室に通って覚えました、って雇ってくれるかって話
半世紀ぶりの悪性インフレと戦うためには
どうしても財政均衡主義を打ち砕かないといけない。
一部リフレ派は、カルト宗教から脱し、積極財政派となった。
でもまだまだ勢力は、弱い。
特に、政治に関しては、右であれ、左であれ
積極財政派は、非常に少ない。
財政均衡主義というカルト宗教を信仰する政治家は
日本の、いや人類の敵だと広めるために、この本は、最適だろう。
「維新スピリッツ」も、また財政均衡主義という
カルト宗教に犯されている。
財政均衡主義を利用して、人々を騙して、「ネコ馬場」する
「維新スピリッツ」、にゃんとかしないとニャー、せ～の
