その発端から、マクロ経済学は、ミクロ経済学的
および一般均衡理論の基礎を欠いていると批判されてきた」
ロバート・E・ルーカス＝トーマス・J・サージェント
"Since its inception, macroeconomics has been criticized for its lack of foundations in microeconomic and general equilibrium theory."
Robert E. Lucas,Jr.and Thomas J. Sargent
竹中平蔵さんが犯した罪は数え切れないが
日本のマクロ経済政策については、大別すると以下の３つになる。
① マクロモデルの変更
② 基礎的財政収支（プライマリーバランス・PB）の黒字化
③ GDPの概念を、最大概念の潜在GDPから
平均概念の潜在GDPに変更したこと
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/57/Pb_error2.jpg
別に高校数学もいらない話で、経済ってのは
政府部門・民間部門・海外部門、この３つ
日本は海外部門は、ずっと黒字だから
政府部門と民間部門だけで見ればいい。
政府部門が黒字を目指す
つまり基礎的財政収支（以下PB）の黒字化
これが実現すると民間部門は、猛烈な赤字を叩き出す状況
要するに、金融機関から、金を借りまくって、使い倒さないといけない。
つまりバブルの状態を作ることになり
これは、もちろん非常に危険
そうではない時に、PBの黒字化を目指しているということは
政府部門が民間部門から、どんどんお金を吸い上げること
テレビなんかで、PBの黒字化がどうこう言っているのは
ガンガン税金を上げろ、と言っているのと同じ。
でも富裕層から、税は取れない。
なので一般庶民に、もっと税金を払え、と言っているに等しい。
しかし、それは露骨すぎるので
PB黒字化～と叫んでいる。
PB黒字化を達成したアルゼンチンやギリシアは
その途端に、財政破綻している。
デフレ期にそんなことやっちゃいけないのは、常識
政府部門は、もっと赤字を増やさないといけない。
しかしそんなことをしては、新自由主義革命ができない。
だって、経済が立ち直っちゃう。
なので緊縮財政、不況、改革、もっと不況
改革が足りない、もっと改革
景気が悪いので、税収が増えない、増税
この無限ループが、３０年ほど日本を襲ってきた。
国の借金ガー、はとてもうまい洗脳だったように思う。
借金ガー、と言われれば、そりゃ返さなきゃ、と誰も思う。
オラたちの税金ガー、も非常によくできている。
お代官様、年貢が～、をイメージしやすい。
しかしこれを言っているのは、サヨク
政府は税を元手に、支出を行っているわけではない。
貨幣供給は、その都度、日本なら日銀が行う。
だって安倍さんや岸田さんが、海外にバラまくのに
誰それさんからの、税金を使いましたなんて言わない。
為替介入するのも、同じ
今は、悪性のインフレが襲っているので
家計に、ケインズの言うインフレ税が思いっきりきている。
だから以前よりも、もっと政府が財政赤字を膨らませないといけない。
だって、こういう時は、自動的に政府の税収は上がってしまう。
政府債務、つまり国の借金は減少するが
それは、国民生活を圧迫していることの証でもある。
富裕層なんて常に一握りだから、今回の悪性インフレに
日本の一般庶民は、かなり怒っているよう
すべての元凶は竹中平蔵さんなのだが
岸田さんがターゲットに、増税メガネから、増税クソメガネ
↓毛根がもうちんでいる
↓ヅラにした
↓ヅラのせて、整形
ヅラ友になる
非正規雇用で、ぼろ儲けした人↓
今回は、PB黒字化だけ
ほんと複合的にうまく組み合わせて、してやられた。
そして、それは現在進行形なので、地獄絵図
マクロモデルの変更、PB規律の即時停止をやらないといけない。
次回が、平均概念の潜在GDP
それでいったん終わりかな。
