監獄の誕生 / ミシェル・フーコー/田村俶 - 紀伊國屋書店ウェブ ...

 

 

 

 

ミシェル・フーコー『監獄の誕生』(新潮社)|伊藤聡

 

 

 

 

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大和ハウスのモデルハウスに行きました。

 

 

 

 

新型コロナによって、経済的に疲弊したであろう

お家が取り壊されて、建て直された戸建て住宅を多く見かける気がする。

 

 

新しく建てられたお家を見て

以前ここに何があったのか、ほとんどの場合、思い出せない。

 

 

ここに何が建っていたのかなと考え込む。

何軒か、はてなと思い悩んでいると、妙な違和感を覚える。

 

 

建て替えられた戸建て住宅の窓の形状が

縦長で非常に幅が狭く、変な長方形

 

 

他の窓はどうなっているのか、気になって

1階部分だけではなく、2階部分も観察してみる。

 

 

一応、陽光などを取り入れるために窓はあるのだが

ほぼ外部との接続を拒否しているような作りになっている。

 

 

 

 

 

 

 

ついにウィンドウ・タックス、窓にまで税金がかかっちゃっうのかな

これだけ増税運動が凄いと、悪名高い窓税

 

 

までやっちゃったり、しちゃうんじゃないの

そうなると、窓を潰すお家も出てきそう、とか思い起こしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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現代で、悪名高い窓税を実行できるわけもなく

なぜ、わざわざ窓をこれだけ小さくする必要があるのだろうか

 

 

おそらくこういう現象が起きているのは

都市部の、それも非常に住宅同士が密接している地域だろう。

 

 

土地に余裕がある地域だと、こうした造りは歓迎されず

陽光をたくさん取り入れたり、通風をよくしたりする窓を設置すると思われる。

 

 

 

最近のこの窓の形状は、中がまったく見えないように設計されていて

外から、中をうかがい知ることができない。

 

 

しかし中からは、外を見ることが完全に不可能ということはない

外部とは隔絶したいが、完全な外部との遮断は望んでいないようである。

 

 

自分が覗くのはよいが、覗かれるのは嫌だという

非常に現代的な精神性を、最近の窓は持っているように見える。

 

 

もちろん用途は、太陽光を取り入れたり

換気が主になるのだろうが、問題はそうした窓が及ぼす影響である。

 

 

 

居住空間には、生活世界があり、そこは見られたくないが

昔で言うところの客間、そして心許せる人のみ、可というのが現状だろう。

 

 

しかし現実の人間世界は、映画・ドラマ・漫画・アニメのように

生活世界が存在しないわけにもいかない。

 

 

確実に生活世界は存在し、そこに食事から出るゴミ、汚れた衣服

生きているのだから、必ず排泄も伴う。

 

 

また生活空間と外部とでは、着る服も異なり

他の部分、顔や髪といった表に出ているところも、変える。

 

 

 

映像技術が発達しすぎてしまい、画素数が爆発的に増え

画面に映って商売をしている人々は、顔面を加工しなければならなくなった。

 

 

それに合わせたかのように、画面に映る非日常・非現実的な

世界に無理やり、適合させているのかもしれない。

 

 

しかしそうした振る舞いは、より疲れさせるだけであって

内部では、自分たちにあった日常にすぐに戻るものである。

 

 

内部と外部の差異が大きくなればなるほど

われわれは、閉じていくように見える。

 

 

 

ここ最近、ずっと窓を見ては、その閉塞さに非人間性を感じるのは

強烈に、閉じているからである。

 

 

窒息しそうなほど、閉塞な窓は監獄を想起させる。

戸建て住宅を買って、家族生活を営むためには、相応のお金がかかる。

 

 

自ら望むような監獄を建てて、外部を遮断して

閉じることによって、内部の快適性という、寂しさを得る。

 

 

外部からしか見えないが、ここに現代の新しい監獄が誕生しているのではないか

という懸念が浮かび、少し考え込まされてしまう。

 

 

 

 

「ある者は他人の主人であると信じているが、事実は彼ら以上に奴隷である」

ルソー

 

 

 

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