「いかにも吾輩は魔女である
無意味より意味を見出し、無より有を生み出す」
ゼロ ゼロから始める魔法の書
「意地悪、言われても、負けないんだけどさ」
「みんなでいられたから見つけられたんだ」
たぴみる / 発見者はワタシ (ゼロから始める魔法の書 主題歌)
背伸びしたって、届かない
知恵を振り絞っても
だまだまタリナイみたいだ、足つっちゃう限界
だって奇麗な色してて
瑞々しく揺れてる
おなかはすいてないけど食べてみたいなぁ
「意地悪、言われても、負けないんだけどさ」
「 たまには頼ってよ、僕を
ハッとね、ひらめき
ディスカバー、友情ってファンタジー
かじってみてよ一番にわかっちゃった
甘いのかな、酸っぱい、ちょっとドキドキ
みんなでいられたから見つけられたんだ
果実(マホウ)のように並べた大切なワード
この出会い
「ゼロから始める魔法の書」は、繰り返し何回も見られる名作である。
よくある異世界転生作品とは、趣がまったく違う。
純粋な中世の作品、それに魔法と半人半獣を差し込んでいる。
歴史的な事実から言えば、ヨーロッパ中世は暗黒と評されることが多い。
その中でも、魔女は特に危険とされていた。
魔女狩りは、悲惨を極めた。
魔女狩りは、よく本の題材にもなる。
内容は、歴史事実を踏まえているから、人間世界のひどさが分かる。
しかし、この作品はそんなもの全部ふりはらっている。
人間世界のいやらしさを、全部、切り飛ばして
美しさのみを抽出した。
性的な描写もまったくない。
それなのに、これだけ美しく面白い作品は、そうない。
どうせ、異世界転生ものだろと思うと大間違い。
どんな世代でも、見られる名作である。
「真・善・美」が、ここにある。
フル