「彼は、死んでも嘘ばかりついてやると固く決心し、
これを実行した男だ。
つまり、通常の政治家には、
思いも及ばぬ完全な意味で
プロパガンダを遂行した男だ」
小林秀雄『ヒットラーと悪魔』
成田悠輔くんの主張 要旨
① 政府支出を増やす
極端な場合、お金を刷って配る。
② 普通に考えるとインフレが起きてもおかしくない
③ 一度インフレが起きてしまうと、抑えたくなる
④ 一度、月100万円貰えた国民が、
それ取り上げられることを許さない
⑤ 日本のような民主国家では、一度、政府支出を増やし始めると
簡単に元の水準には、戻せない
理由
麻薬を打ち始めたようなものだから
⑥ 政府支出を増やす時には、慎重に考えてやらねばならず
ここ100年ぐらいの歴史的経緯で、そういう制度を作った
⑦ 政府支出には何のリスクもないということは、
全然、根拠がない
⑧ インフレでみんなが悲惨な目に合う可能性がある
⑨ 一般論として、いくら発行するか、何に使うか、が大事
⑩ 何の価値もないゾンビ企業か、
今後100年頑張って働いてくれる子どもに投資するか
同じではない
⑪ 長期で見れば、社会、経済成長、豊かさなどに投資することは
至極当然である
⑫ 経済学者や国の指導者が何かを実行すれば
国家が経済成長するということの根拠がない
⑬ 価値ある財やサービスを生み出すから、貨幣が誕生し
その結果、所得が生まれることが、当たり前の循環
んーん、なかなか香ばしい。
ちょっと現象学的還元をするつもりだったのだが、困ってしまった。