http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1268140736



東京大空襲から、65年が経ったという。

今の東京の発展を見れば、

隔絶の感があり、嘆息が漏れる。



本格的な意味でのトータル・ウォーだった。

非戦闘員である一般庶民を虐殺したのである。



カーチス・スメイ率いる爆撃機は、

まず、焼夷弾を正方形のカタチで、

投下して、火の壁を作った。



そして、市民たちの逃げ道を塞ぎ、

まるで、碁盤の目のように、

順次投下していった。



まるで、塗りつぶしていくように・・・。



これほど大規模かつ用意周到に、

非戦闘員を虐殺するという行為は、

現在になってみれば、空恐ろしい限りである。



元々の発想は、戦闘による勝利よりも

その軍需工場などを破壊殲滅して、

戦意喪失させるということからきた。



それが効果が思わしくないということで、

ルメイが着任して、大虐殺が行われたのである。



この出来事を人間がとりうる暴力性の

きわめて悪質な残虐性の結果である。



殴る相手の顔、銃を撃つ相手の顔、

普通、そういうものに対して、人間の脳は、

きちんと制動がかかるようになっている。



そこを超えないと、殴ったり、撃ったりなどはできないため、

最近の軍は、ゲームのシュミレーティングを用い、

そこの部分を麻痺させるようにしている。



しかし、ルメイ率いる部隊は空からであるため、

顔を見ての暴力ではない。



だから、まるで森を焼き払うかのように、

市民ごと徹底的に焼き払えたのである。



もし彼らが自分たちの起こした行為を、

すぐにじかに見たならば、精神はもたなかった

と思われる。



それぐらいすさまじい一方的な虐殺だった。

火を逃れようとした人々は、川に向かい、

大量の死体があふれていたという。



さまざまな大惨事を生んだ第二次世界大戦、

それが終わっても我々は、未だその暴力性を

世界中に錯乱させている。



東京大空襲についてもっと知りたいなら、

↓のウィキをどぞ。(_ _。)



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E7%A9%BA%E8%A5%B2