http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20080617-00000030-yom-soci
ヤフーのニュースで上記の記事、
児童虐待相談が初の4万件を突破と出ていた。
アメリカでは、社会の激変と共に、
異常にこうしたケースが多くなり、
現在は、非常に打つ手が早い。
また、学校内においても、
体罰は、警察沙汰にそっこうでなる。
私と姉は、言葉では表現しきれぬほどの虐待を受けてきたが、
現在、なんとか生き延びている。
氷山の一角の人々は、この過去の業火に耐え切れず、
犯罪に手を染める人もいる。
私たち姉弟は、そっちに走ることもなく、
なんとか社会に溶け込んでいる。
こうした虐待は、記憶の深い奥底に沈潜していて、
何かの拍子にふと、記憶の泉の水面上に出てくる。
例えば、プリズン・ブレイクというアメリカのドラマを見ていると、
ぱっと過去の風景が、浮かび上がってくる。
このドラマは、脱獄モノなので、シーズン1では、
当然、刑務所が舞台になっている。
刑務所にある鉄格子、これを見た瞬間に、
幼児期の長年にわたって閉じ込められた、
恐怖の記憶が、浮かんでくるのである。
実に、人の心や記憶は、よく分からない。
商売柄、表層に浮かぶ心理ならば、
読み取るのが、非常に得意なのだが。