10/31日は、姉の子どもの授業参観日にあたり、

オレの最後の休みの日だったので、

バカ姉から、来ないか、と誘いの電話があって、

しばし考えた後、行って喜ばせてやるか、と思い出かけた。



平日の昼間にやってくるオトコなんて、

かなりいかがわしいことだけは確かなので、

服装はシャカパンで大丈夫かと聞くと、ええんちゃう、

とのことだったが、さすがにつっかけはまずいらしく、

親父の靴を借りて、出撃。


不審者が入らないように、入り口で、

関係者チェックがあるので、校門の前で待ち合わせ、

そして、いざなつかしのわが母校へ。



姉の上の子は、小学4年で、下は2年生。


内容は、上の方は理科の実験。

空気の体積の関係性を、業者の道具で、

実験させていた。


理科の教科書も薄っぺらで、サブテキストもひどい薄さ。

理科というのは、比較的教えやすく、

また、聞く子どもたちも興味を持つことが多いので、

いくら公立小学校でも、もう少しなぁ・・と思わされる。


だって、国立はそんなことないんだもの。


教師はベテランだが、残念ながら女性であって、

男の子には厳しく、女の子には優しいと、噂されている。


いつもバタバタ騒ぐのが男の子の仕事なので、

それに対応するに感情で応じている様子が伺える。


いつもながら、この仕事、女性はほんとに向かないな、

と深い吐息を漏らしてしまう。


女性の持つ女性性を捨てて、

理性を常に保っていなければ、叱ることもできはしない。

叱る行為、というのは冷静さが常に求められるのである。



見ていると、時間に追われながら、各単元を懸命に

習得させている自分がばからしくなってきた。


非常に多くの時間を浪費しているというのが、

塾屋の実感である、そりゃ誰しも自分のようには

いかないことは分かっているが、

定期テストや高校入試、大学受験と戦うものにとって、

う~、もったいね~、とばかり思ってしまう。


いかに時間内で、要領よく子どもの中にしまいこんでいくか、

いかに有限的な制約の中で、頭の中の回路を、

ぐいぐいと押し広げていくか、こんなことばかり、

いつも考えている自分とは、百八十度、考え方・やり方が

異なるのだと違う方向から見ることができた。



上のおデブちゃんは、とっても真面目だったのだが、

現在の担任の先生になって、少し不真面目になったという。


というのも、この女性教師がヒステリックをおこし、

がんがん家に電話してくるらしい。


でも、ウチのバカ姉も俗にいうDQNというヤツなので、

やりあったり、軽く流したり、と先生を尊敬していないよう。


それどころか、けっこうバカにしている様子だ。

アイツは、バカの典型なのに、困ったもんだと、

ちょっと嘆いて女性教師に同情してしまう。


チラ見でしかないが、一応、

合格点をつけられる先生なのではないか、

と勝手に思ってみた。



下の子どもの様子は、また明日にしませう。