姉が潰瘍性大腸炎に罹ったのは、いつだったっけ。


とりあえず、去年の夏(それもオレの少ない休みの日)に

都島にある大阪市医療センターに緊急入院。


退院したのが確か、10月ごろで、

11月には、オレともめ、12月には、オフクロともめる。


半年ほど疎遠になったが、嫌がりながらも、

行き来を再会しだしたのは、ごく最近だ。


その半年の間にも再発し、兵庫医大に転院し、

なんとか緩解期を迎える。


その間は、絶好調に悪口でオレたちを罵っていたが、

先週あたりから、大変に弱々しくなり始めた。


内心、はぁーこりゃ、大腸の全摘の決断もそろそろかな、

と思っていたし、促してもいた。


んでもって、昨日連絡してみると、38度ほどの微熱が続き、

状態はたいへんに悪いという。


もう切ってしまおうと決断したらしいが、ここで、待った、

がかかったようで、明日は兵庫医大に行くらしいのだけれど、

義兄も一緒についていくと言い出したらしい。


なんでも内科治療の入院をとかなんとか・・・


マッタク、よくわからんけど、義兄はバカすぎるので、

余計なところでしゃしゃりでてくんなとオレたちは思っている。


オマエ、どうせバカ姉が入院中の子どもの世話もなんにもせんし、

ウチの実家を食いつぶすだけのたかりが、

マッタク、なにをしゃしゃり出てくるんだか。


とかなんとか言っても、一応、姉の旦那なので、

ヤツと姉の話し合いで、今後の方向も決まる。



また、とりあえず二人して、ちゃんと頭を下げて、

前のことから謝罪をし、そしてまた厄介になることを

ちゃんと頼む必要があるはず。


他者に恩に着るという気持ちを少しは持たせなければ、

彼らとは付き合っていくことが誰もできないだろうから。


でも、そんなことができるのだろうか。


親父はカンカンになって怒り狂っている状態で、

オフクロは仕方ないかと諦め気味。


さて、オレとしてはどうすべきか。

オトコとしてちゃんと義兄と話すべきかどうか、

これは本当に難しいところだ。


きっちりとスジを通して話をするとすれば、

彼のプライドをへし折ることになる。


でも、なし崩しに子どもの世話をオフクロがしてしまうと、

彼の思い通りにことが進んで、たかり大成功!

となり、周囲がムカムカくることになる。



う~ん、マイッタ、マイッタ。

オレも病人なのに、パニック障害者が、

健常者の説教をしなければならないとすると、

なんだか図柄が奇妙に映るかもしれない。




オレには、あまり影響はないだろうが、

また、ウチの両親は嵐のような子育てを経験するのだろうな

と考えると、ん~と思うことがある。


両親は、ちゃんとした子育てをしていないので、

孫を必要以上に世話をしないといけないように

神さんがしているのかなと思うとなんともいえない。


オレたちがしてもらえなかったことを、

この齢になって経験させられているのか・・・

人の世は、本当に不思議なものだなと思わずにはいられない。



昔、友人にオレの生い立ちを語って、

オマエよく、犯罪者になれへんかったな

と言われたことはすごく内緒だ。(゙ `-´)/



いやそんなことより、バカ姉の入院は、

全摘にせよ、緩解期を迎えに行くにせよ、

もうすぐそこにやってきているようだ、ハゥ。