もっと犬と仲良くなるためのデータ集。
今回は、『いいことも悪いことも…コロナ禍以降に見られた「愛犬との生活の変化」【#コロナとどう暮らす】』についてです。
≪以下転載≫
いいことも悪いことも…コロナ禍以降に見られた「愛犬との生活の変化」【#コロナとどう暮らす】
2020/9/6(日) 21:05配信 いぬのきもちWeb編集室
新型コロナウイルスは、犬と暮らす飼い主さんたちにもさまざまな影響や不安をもたらしましたよね。
★5月/7月実施の調査では「自分が感染したら愛犬のお世話はどうするのか不安」が最も多い結果に
いぬ・ねこのきもちWeb「コロナ禍における犬・猫との暮らしアンケート調査」(2020年5月/7月実施)
5月/7月に2回行ったいぬ・ねこのきもちwebでおこなった緊急のコロナ禍アンケート調査では、「もし自分や家族がコロナになったら愛犬の世話はどうすればいいのか…」という不安の声が多数寄せられていました。
また、緊急事態宣言が出されてからは、動物病院でも3密対策がおこなわれているところが多かったようですが、感染リスクを減らすためにも通院をためらってしまったという声も。とくに病気を患い治療が必要な犬の飼い主さんは、この時期不安も大きかったことでしょう。
いぬ・ねこのきもちWeb「コロナ禍における犬・猫との暮らしアンケート調査」(2020年5月/7月実施)
いぬのきもちWEB MAGAZINE
このように、新型コロナウイルスは人だけでなく、犬たちの生活にも大きな影響を与えています。そうした不安の中でも、「飼い主自身が感染を防ぐことが愛犬を守る」と考えて、意識高く予防をしている飼い主さんが多いような印象も受けました。
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コロナ禍以降、愛犬との生活が以前と比べてどのような変化があったのかーー今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、新たにアンケート調査をしてみました。
★コロナ禍以降、愛犬との生活に変化を感じている飼い主さんは約3割
いぬのきもちWEB MAGAZINE 新型コロナウイルスの影響に関する犬飼いさんへのアンケートvol.01 400件の回答
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは6月以降、飼い主さん400名を対象に「コロナ禍以降、愛犬との生活に変化があったか」を調査したところ、飼い主さんの約3割が「変化があった」と回答する結果に。
実際に日常にどのような変化が見られたのか、飼い主さんたちに聞いてみました。
★感染対策を意識するようになった
まず、手洗いやうがい、身の回りのものの消毒など、日常で感染対策を意識するようになったという声が多数寄せられています。
・「外出して帰って来たら、とにかく手を洗ってから愛犬をなでなで」
・「普段よりも、感染させないように、消毒して接したり、帰った際には、手洗いうがいをしてから触れるようにしている」
・「自分がコロナにかかったら愛犬に会えなくなってしまうので、体調管理や手指消毒などに気を使うようになった」
・「もしもの事を考え愛犬の被毛にウイルスが付かないよう、知らない人には触らせないようにしました。逆に、散歩中他のわんこをなるべく触らないよう気を付けています」
・「外で他のワンコに会っても挨拶させないようにしたり、距離をとるようにしてます」
・「犬が人間の鼻や口周りを舐めにくるのを禁止した」
他の犬と触れ合うのを控えたり、愛犬に飼い主さんの顔周りなどを舐めさせないようにしているといった声もありますね。
★散歩などのリズムが変わった
外出自粛の影響で飼い主さんが家にいる時間が増えたことで、愛犬の散歩などにも変化が見られたようです。
・「ワンコとの散歩も、早い時間にするようにした」
・「お散歩はなるべく密にならないように時間を変えて行くようになった。ペット用の除菌の泡で足を拭くようになった」
・「お散歩も1日2回が、1日1回になってしまいました」
・「テレワークになったので通勤時間がなくなり、散歩の時間が増えた。夕方の散歩もゆっくり行けるようになった」
・「主人がリモートワークになり、仕事の邪魔をしないように、お散歩時間を変更したり、長くしたり、主人の行動に合わせる事が多くなった」
・「在宅勤務になり、普段できなかった朝散歩ができ、夕方散歩も含め長い距離が可能になり、日中もスキンシップが増えた」
・「散歩に前より出ないので、家の中で遊ぶ事が多くなった」
家にいる時間が増えたことで散歩の時間が増えたという人もいれば、感染リスクを減らすために散歩の時間や回数を以前よりも減らしているという人も。
地域の感染状況などによっても、犬のお散歩事情は変わってくるのかもしれませんね。
★行きたい場所に行けなくなった
ドッグランや日帰り旅行、トリミングなど、行きたい場所に思うように行けなくなってしまったという声も…。
・「ドックランが閉鎖されたり、大きい公園の駐車場が閉鎖され、遠出できなかった」
・「よく行くドッグランがある公園が使用できなくなってしまったので、週末にドッグランで遊べなくなってしまった」
・「いつも定期的にいっていたドックカフェにも行けずドックランにも行けず、ストレスたまりまくりでした」
・「シャンプーをいつもの人に頼みたかったが動物病院のトリマーさんに変えた」
・「自粛のためトリミングに行けず(トイ・プードル)。爪が伸びてモサモサヘアーになった」
・「ドッグランに行けなかったりペット可のホームセンターにもなかなか行けず、出掛ける機会が減った。飼い主が家にいることが多くなり、犬が甘えん坊になりベッタリするようになった」
・「外出する回数が減ったうえに、外出時間が短くなって、一緒にいる時間が長くなった。大きな公園は、県外客が多いので行くのを控えた。散歩が自宅周りだけになった」
緊急事態宣言が解除された今でも、感染を心配して行くのを控えている方もいるようです。
★一緒にいる時間が長かったことで…
飼い主さんが家にいる時間が増えたことで、「甘えん坊、かまってちゃんになった」「以前はできていたのに、お留守番が苦手になった」など、愛犬の性格や行動に変化が見られたという声も寄せられています。
・「みんな自宅にいるので、お留守番が苦手になった」
・「より甘えん坊になり、夜ケージで寝なくなってしまい、ベットに来て一緒に寝たがるようになった」
・「甘えん坊が酷くなった。ストレスハゲができた」
・「休校で子供たちが常にいる状態だったので、いつも構われ続けていて、学校再開したときに、ストレスもしくは疲労で消化不良をおこした」
・「家族が耐えず家にいる状態が続いていて、いきなり日常生活に戻らざるを得なくなり、愛犬が分離不安のような状態になって困ってます」
・「外へ行けなくなり、家の中が増えたため、さらに甘えん坊になり、わがままが出るようになった気がします。餌をすんなり食べなくなりました」
・「コロナ以前はお留守番のために合図でハウスにすんなり入ってくれたが、家族が家にずっといる生活後は、ハウスの合図を聞かなくなった」
・「子供の学校が休みだったので、ずっと誰かが家にいる状態。普段はみんな仕事や学校で日中誰もいないので、平常に戻ってから物音に敏感になりかなり吠えるようになった。3カ月近く続いた生活リズムの変化のせい?」
・「飼い主が在宅勤務になって、お見送り→朝ご飯のルーティンが崩れて朝ご飯を食べなくなった。結果ダイエットになった。お散歩が昼間も行けるようになった。年中一緒にいるので、依存が強くなった」
生活環境の変化に、少なからずストレスを感じている犬もいるようですね。
★愛犬と過ごす時間が増えていいことが♪
一方で、愛犬と過ごす時間が増えたことで健康状態の把握ができたり、コミュニケーションがとれて絆が深まったという飼い主さんの喜びの声もありました。
・「自宅に居る時間が多くなったので、愛犬とのコミュニケーションがたくさん取れるようになった」
・「家で遊ぶことが増えた。以前よりももっと、愛犬の行動がわかるようになった」
・「健康状態をしっかり見ることができるようになった」
・「犬との時間が長くとれ絆が深まったように感じる」
・「散歩をいっぱい行ったり一緒に寝たり遊んだりと、犬と関わる時間が増えて犬も満足しているように感じます」
・「家族の誰かが日中一緒にいることが多かった。犬は安心して寝ていたと思います」
・「早く帰宅できたので、夜に触れ合う時間が持てました。夕食からリビングでの遊びなどなど、普段できなかった事ができて充実した時間が過ごせました。絆が深まったと思います」
このように愛犬と一緒にいる時間が増えて、今までできていなかったことができる喜びを実感している人も、きっと多いのではないでしょうか。
飼い主さんが感染したとき、愛犬をどうするか…今から考えておこう!
5月/7月にいぬ・ねこのきもちwebでおこなった緊急のコロナ禍アンケート調査では、「飼い主が感染した場合の準備をしている飼い主はまだ少数」というデータもありました。
今回のアンケート調査でも、感染予防を意識している飼い主さんは非常に多かったですが、「もしものときの対策を考えた」という声が少ない印象がありました。
引き続き、今からでも自分が感染したときに愛犬をどうするかを考えておきたいですね。
『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート 新型コロナウイルスの影響に関する犬飼いさんへのアンケートvol.01』
参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE『【新型コロナウイルス】犬猫飼い主さん約4,300名の声 「自分がかかったら、愛犬・愛猫はどうなる?」「飼い主自身が感染を防ぐことが大切」など 』
文/雨宮カイ
いぬのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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