もっと猫と仲良くなるためのデータ集。
今回は、『「ひなたぼっこ」が猫にもたらす7つの効果』についてです。
≪以下転載≫
「ひなたぼっこ」が猫にもたらす7つの効果
2020/8/15(土) 13:05配信 ねこのきもちWeb編集室
猫って、ひなたぼっこが好きですよね。猫にとってひなたぼっこは、ポカポカと気持ちいいだけではなく、じつは「イイコト」がたくさんあるみたいなんです。ひなたぼっこが猫にもたらす7つの効果を見ていきましょう!
★【イイコト①】精神面が安定する!
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
猫も人と同様、太陽の光を浴びると幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が活性化されるといわれています。このセロトニンには、精神状態を整えてくれる作用があるとされていて、分泌量が増えると情緒が安定するというデータも!
窓辺にくつろげるスペースをつくって、ひと工夫♪
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
猫がリラックスしてひなたぼっこができるよう、窓辺にひと工夫をしてみましょう。たとえば、外をよく眺められるように猫タワーを置いたり、よりくつろげるように猫ベッドや、上記の写真のようなラックを設置するなどして、猫のためのスペースを確保することもおすすめ。
★【イイコト②】良質な睡眠がとれて、活動的になれる!
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
ひなたぼっこをすると、猫はだいたいウトウトしてきます。それは、暖かい日射しがお布団のように心地よく、体が温まって眠くなってくるからでしょう。猫はもともと、体力温存のためによく寝ますが、暖かい場所ではより睡眠の質が高まり、起きると活発になれるんです。
★【イイコト③】体内時計を調節できる!
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
同じ時間に目が覚めたり、空腹を感じたりといったことを、いわゆる「体内時計」といいますよね。時間の概念がない猫は、体内時計に頼って生活をしています。ひなたぼっこをしたときの太陽の高さや方向を無意識にキャッチし、季節や時間を体感して、体内時計のズレを調節するのです。
★【イイコト④】骨が丈夫になる!
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
猫が日光を浴びると、皮脂腺でビタミンDがつくられ、それを毛づくろいすることで、体内に取り込めるという説があるよう。ビタミンDは、骨づくりに欠かせない、カルシウムの吸収をサポートしてくれる栄養素。ぜひ、ひなたぼっこ中の愛猫の毛づくろいに注目してみて!
★【イイコト⑤】免疫力がぐんと高まる!
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
ひなたぼっこをすると、猫の体温が上がり、全身の血液の流れがよくなります。それによって、新陳代謝が活発になり、免疫力がアップ!免疫力が高まるということは、病気が予防できたり、「長生きにも繋がる」といっても過言ではないでしょう。
体中に栄養素が行きわたる♪
ひなたぼっこをして血行がよくなると、摂取した栄養素が血液にのって、猫の体の隅々まで行きわたります。また、内臓のはたらきも促進されるため、皮膚の状態はもちろん、毛ヅヤまでよくなります。
★【イイコト⑥】被毛を消毒できる!
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
布団を干して日光消毒をしたり、医療器具を紫外線消毒器で殺菌するのと同じで、ひなたぼっこをすると、日光に含まれる紫外線によって被毛が消毒されます。また、ダニなどの寄生虫や、体毛に付着したさまざまな細菌が繁殖しにくくなるのです。キレイ好きな猫には嬉しい効果ですね。
★【イイコト⑦】毛がフワフワになる!
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
湿気を含んだ被毛は、ジットリ、ベットリとして、猫にとっては不快なもの。しかし、ひなたぼっこをすると、毛に含まれる水分が蒸発して、フワフワに。また、湿気によるジメジメが解消されることで、皮膚病にもかかりにくくなるといわれています。
★【豆知識】猫のひなたぼっこ好きは、野性時代の頃から!
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
最後に豆知識をお届けします。猫の祖先は、暑い半砂漠地帯に住んでいました。そして、その頃から猫はやわらかい光が差し込む木の上で、多くの時間をひなたぼっこに費やしていたそう。哺乳動物学者の今泉忠明先生によれば……
「体を温めることで、狩りに必要なエネルギーを蓄えていたのでしょう。ほかにも多くのメリットがあり、猫は本能的にひなたぼっこをしているのです」
と、考えられるのだそうです。
©ねこのきもち 画像/「ねこのきもち」2018年3月号
猫にとって、たくさんのイイコトがあるひなたぼっこ。飼い主さんは、愛猫がリラックスしてひなたぼっこできるように、ぜひ環境を整えてあげてくださいね!
参考/「ねこのきもち」2018年3月号『気持ちイイだけじゃない イイコトいっぱい ポカポカひなたぼっこ』
(監修:哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長 今泉忠明先生)
文/雨宮カイ
ねこのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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