犬の多頭飼いで「2頭同時」と「後でもう1頭」飼うのはどっちがいい? | 政宗のブログ

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今回は、『犬の多頭飼いで「2頭同時」と「後でもう1頭」飼うのはどっちがいい?』についてです。

 

 

≪以下転載≫

 

犬の多頭飼いで「2頭同時」と「後でもう1頭」飼うのはどっちがいい?
2020/8/13(木) 21:05配信 いぬのきもちWeb編集室


多頭飼いを検討している人のなかに、「2頭同じタイミングで迎えるべきか」それとも「後からもう1頭迎えるべきか」悩む人もいることでしょう。

実際、どちらのほうが犬にとっていいのか……今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました!

 


★子犬を2頭同時に迎え入れても大丈夫?

 

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――多頭飼いをしたいと思っている飼い主さんが、同じタイミングで子犬を2頭迎えるのはどうなのでしょうか? 

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「子犬の健康状態を1頭1頭見ることは簡単ではありません。元気や食欲、排尿・排便の状態、体重の変化など、1頭のお世話だけでも大変です。

さらにトイレのしつけ、甘噛みや食糞などがあればそれに応じたしつけ、病気になったときには通院、投薬なども必要になります。

また、同時に年齢を重ねるので、シニアになったときに同じ時期に闘病、介護が始まるかもしれません」

――そう考えると、2頭同時に飼うのは大変だといえますね……。

獣医師:
「可能であれば、1頭目を成犬まで育てあげてから、次のコを迎えることをおすすめします。先住犬が新入りのコを教育してくれて、飼い主さんと協力してお世話をしてくれることもあるからです」

――そうなれば育てやすそうですね!

 


同じ時期に子犬を2頭飼うメリットも

 

獣医師:
「子犬2頭を同時に迎える良さとしては、2頭で遊んでくれることもあるため、飼い主さんが遊び相手をする時間が少なくてすむことでしょう。また、飼い主さんでは教えることのできない、犬同士にしかわからない遊びや楽しさがあり、犬らしい生活ができる点はいいと思いますね」

 


★後からもう1頭飼うときに気をつけたいことは?

 

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いぬのきもち獣医師相談室の先生によると、犬を同時に迎えるのがいいか、それとも後からもう1頭迎えるのがいいかについては、「おすすめ」ということでいうと1頭目のコが成犬になってから、ということでした。

ではその場合、具体的にどんなことに配慮したらよいのでしょうか?  下記で、多頭飼いを検討する際に飼い主さんがよく考えたいことについて解説します。

 


先住犬の性格を考慮する

 

先住犬の性格が神経質であったり、過度に臆病であったりしてほかの犬を受け入れられない場合は、多頭飼いは難しいでしょう。また、先住犬が吠える、噛む、分離不安などの問題行動があるコも向いているとはいえません。

たまに「新しいコを迎えれば問題が解決するかもしれない」と期待する飼い主さんもいますが、新しいコを迎えても解決することはありません。新しい犬が先住犬のよくない行動を真似してしまい、飼い主さんの苦しみが倍以上に増えて事態が悪化することも考えられます。

ほかにも、甘えん坊で飼い主さんへの依存心が強い犬の場合、愛情が分散することを嫌がりほかの犬との生活を望まないコもいます。

犬同士の相性が悪いと多大なストレスがかかり、我慢した生活を強いられることに。それは、どちらのコにとってもかわいそうなことになってしまいます。

 


犬同士の年齢が離れすぎている場合も難しいことが多い

 

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また、犬同士の年齢が離れすぎている場合も、多頭飼いは困難な可能性があります。たとえば、先住犬と10歳以上離れて子犬が来た場合、先住犬が静かな生活を望むコだと疲れてしまうことも。

逆に、新入り犬の若さが刺激になることもありますが、充分な見極めが必要でしょう。

 


多頭飼いをしたい理由を飼い主さん自身がよく考えること

 

なぜ多頭飼いをしたいのか、その理由を今一度考えてみてください。たとえば、「先住犬との別れが来たとき、ペットロス予防のために支えてくれるコがほしい」「家族を増やして楽しく暮らしたい」「気になるコと出会ってしまった」など、いろいろあるでしょう。

次のコを迎えるのは、飼い主さんご自身の責任です。「先住犬のため」という理由では、望むような結果が得られなかったときに、犬も飼い主さんも幸せになれません。ご自身が新しいコを迎えて愛せる覚悟があるかどうかを自問自答してみてください。

 


多頭飼いを検討するときは、家族でよく話し合うこと

 

また、多頭飼いは必ず家族と相談して協力することが重要です。たとえば、よくある「お世話をするのがお母さんひとり」というのは重労働です。

ごはん、お散歩、日々の健康チェック、フィラリア予防やノミ・ダニ予防、ワクチン、通院など、ひとりでは大変ですし、犬の小さな異変に気付ける余裕がなくなることもあります。

また、お世話する人が体調不良のとき、ほかの家族が犬のお世話をできないことも困りものです。協力できる大人が犬の頭数と同じ数、できればさらにプラス1名いると、ひとりあたりの負担も少なく、誰かがお世話をできない状況があっても安心です。

 


金銭面について

 

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1頭でも犬を飼うのはお金がかかりますが、多頭飼いとなるとさらに金額が増えます。フード代、フィラリア予防やワクチン代、トリミング代、その他医療費など、何かとお金がかかります。

犬たちと10年以上生活する中で、ご自身が病気をしたり生活が変わる可能性もあります。そのようなときでも、犬を飼い続けるだけのお金については考えていますか? 

とくに動物病院に入院、手術となったら数十万単位のお金が必要になります。多頭飼いで犬が同時に病気になることも想定しなくてはなりません。金銭的なことも考えてみましょう。

 


災害時について

 

地震や台風などの災害時などで、犬を連れて避難する場合もあります。何頭ならご自身で一緒に連れ出すことができますか? 

そのときは、犬のフードなど必要品も持ち出すことになるので、ご自身も犬も安全に避難できるかどうかを考えてください。

 

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以上のようなことを踏まえ、多頭飼いが許される状況であれば、先住犬と相性の合いそうなコをぜひ迎えてあげてくださいね。

多頭飼いは、先住犬の新しい一面を見られるチャンスでもあります。幸せに暮らしている家庭もたくさんあるので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/sorami


いぬのきもちWeb編集室

~転載ココマデ~

 

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