もっと猫と仲良くなるためのデータ集。
今回は、『猫が「夜中に寝てくれない」「朝早く起こしにくる」の理由』についてです。
≪以下転載≫
猫が「夜中に寝てくれない」「朝早く起こしにくる」の理由
2020/5/19(火) 19:05配信 ねこのきもちWeb編集室
「愛猫が夜中に寝ずに騒いでいて困る」
「愛猫が毎朝早く起こしにくるけど、どう対応したらいいかわからない」
飼い主さんの中には、このような悩みを抱えている人もいるようです。なぜ夜に寝てくれないのか、朝起こしにくるのか……その理由と対策について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!
★猫が夜に騒いで寝てくれない理由
――猫が夜に騒いで、なかなか寝てくれずに困っている飼い主さんもいるようなのですが、原因はなんだと考えられますか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫は基本的に、人間の生活に合わせて生活しています。夜中に猫が起きていて、元気に走りまわっているような場合には、日中に暇な時間が多いことが原因として考えられます」
――たとえば、お留守番の時間が長いとかでしょうか?
獣医師:
「そうですね。日中は飼い主さんが仕事で家を空けていて、それで猫が退屈してたくさんお昼寝をしてしまったために、夜はとっても元気に走り回る…といったこともあるでしょう」
★夜寝てくれない猫への対策は?
――夜に騒いで寝てくれないような猫には、どのような対応をするといいですか?
獣医師:
「猫にとっての規則正しい生活をさせるためには、まず人間側が規則正しい生活をすることです。たとえば、人間が眠る時間にはきちんと電気を消す、そして日中猫が起きている時間帯にはきちんとコミュニケーションをとってあげる、ということも大切になってきますね」
――昼間の時間帯にお留守番をすることが多い猫には、どうしたらいいでしょうか?
獣医師:
「飼い主さんがいる夜間に元気に走り回ってしまう猫は、日中は退屈している可能性が高いです。そのため、飼い主さんがいない間にも猫が楽しめるような、退屈しないような工夫をしてあげるとよいでしょう。たとえば、猫だけでもひとりで遊べるようなおもちゃを置いておく、猫が探せるようにおやつを隠しておくなどすると、退屈しのぎになるでしょう」
★猫が朝早く起こしにくる理由
――夜騒ぐことはないけれど、朝早い時間に飼い主さんを起こしにくる猫もいるみたいですね。この理由についてはいかがでしょうか?
獣医師:
「子猫や健康な猫が、毎朝のように飼い主さんを起こしに来るのは、猫の薄明薄暮性という行動パターンに関係しています。猫は薄暗い明け方と夕方などに活発に行動しやすい動物だということです。野生時代は、薄暗い時間帯は獲物であった小動物や小鳥の動きが鈍くなり、捕まえやすかったのでしょう。そのため、野生時代からの習性として、人がまだ寝ている朝早くに遊びたくなったり、お腹が空いて活動し始めるのは仕方がないことです」
――なるほど。猫の習性が大きく関係しているのですね。
獣医師:
「また猫は、『こうするといいことがある』と学習すると、その行動を繰り返します。『お腹が空いた』『退屈だ』というときに飼い主さんを起こしたら、『ご飯がもらえた』『遊んでもらえた』ということを覚えて、朝、飼い主さんを起こしにくるようになります」
――習性と学習の結果、朝早く飼い主さんのことを起こしにくるわけですね。
★朝早く起こしにくる猫への対策は?
――朝早く猫が起こしにくる場合、なにか対策などはありますか?
獣医師:
「猫が起こしに来たときに、飼い主さんが起きて要求に応えてしてしまうと、『起こせば要求が通る』と学習してずっと起こし続けるようになります。『食事を与える』『トイレを片付ける』など具体的なことをしなくても、『名前を呼ぶ』『うっかり撫でる』といったことも、猫の要求を受け入れたことになってしまうので、しないようにしましょう」
――かわいいから相手をしてあげたくなりますが、要求が通ると覚えてしまうのですね…。
獣医師:
「そうですね。食事やトイレといった生理的な要求や当然の要求に対しては、飼い主さんを起こさないで済むように工夫をしておきましょう」
朝、食事の要求をしてくる場合の工夫
獣医師:
「朝お腹が空いたら、いつでも食べられるように寝る前に多めにフードを置いておく、自動給餌器を利用する、朝早くお腹が空かないように食事時間を決めて与える、などしてみてください」
朝、汚れたトイレを嫌がって起こしにくる場合の工夫
獣医師:
「トイレが理由で起こしにくる場合は、トイレの数を増やしたり、システムトイレを利用してみる、などがいいでしょう」
朝、遊んでほしい・甘えたい場合の工夫
獣医師:
「朝早く要求してくる前に、昼間に遊んだり構ってあげて、上手にコミュニケーションをとるようにする、などがいいですね」
猫の要求を満たしても朝起こしにくるなら、要求に応えないことが大切
獣医師:
「このように、猫の要求を満たした上で、朝早くに猫が起こしに来たときは、猫の要求に応えないようにします。飼い主さんからの反応がないと猫も徐々に諦めるでしょうし、生活リズムを飼い主さんに合わせるようになることもありますよ」
――ぜひ実践してみたいですね! 一方で、「こんな対応は逆効果」というのはありますか?
獣医師:
「たとえば、叱ったり叩いたりすることは、猫の行動を止めさせることができないばかりか、飼い主さんとの関係を悪化させてしまうことがあります。決してしないようにしましょう」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/nekomam
ねこのきもちWeb編集室
~転載ココマデ~
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