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 マリモの日

 

1952年3月29日、北海道阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定された。この日を記念して、「マリモの日」が制定され、この日は、マリモの保護と環境保全の重要性を再認識する機会となっています。

 

 

 ペカンペ伝説

 

昔阿寒湖に菱の実(ペカンペ)があったが、阿寒湖の神様はそれを喜ばず邪魔をしていた。然しペカンペはなんとか神様の機嫌を取ろうと努力し「私たちは出来るだけ仲間を多くしたいと思いますから、どうかいつまでもこの湖においてください」とお願いしたところ、苦り切った神様は「お前達を湖に置くとどうも湖が汚くていけない。それにお前達がいると、お前達を取るために人間が多くなって、いっそう湖が乱れるから置くことは出来ない」とペカンペの願いはにべもなく神様に断られてしまった。我慢をし続けてきたペカンペもこの神様の冷酷な言葉に憤然として、あたりにあった草をむしって丸めて湖に投げ入れここを去ってしまった。そのペカンペにむしられて投げ込まれた草が現在のマリモになったと言うのである。山本多助エカシ・阿寒の伝説 ※アイヌはマリモを「トーサラウンペ」(湖の妖怪)といっておそれていたという。

 

 

 恋マリモ伝説(創作伝説)

 

観光ガイドブックなどにある「マリモ伝説」は大正時代の観光用創作伝説ですが参考までに。阿寒湖の西岸にあったアイヌの村で、酋長の娘セトナと彼女の恋人マニペの話です。しかし、セトナの婿には副酋長の次男メニカが選ばれました。メニカはマニペがいるから、セトナが自分の思うままにならないのだと思い、マニペを殺そうとしました。しかし、メニカはマニペに挑んで逆に殺されてしまいました。マニペはメニカを殺したことに苦しみ、阿寒湖に身を投げて死んだ。マニペの死を知ったセトナは、悲しみのあまり、マニペのあとを追って、湖に身を投げました。その二人の魂が美しいマリモになったというものです。

 

 

 

 

 マリモの保護と環境保全

 

近年、阿寒湖の環境変化の影響でマリモの生育が脅かされています。「マリモの日」をきっかけに、マリモの保護と環境保全の重要性について改めて考えることが大切です。また、阿寒湖は、マリモ以外にも、雄大な自然やアイヌ文化など、魅力あふれる観光地です。ぜひ実際に阿寒湖を訪れ、マリモの神秘を体感してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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