なんていうタイミング。
なんていうタイミング。
この場所で言葉を綴っている間に、あのひとからメッセージが届いていた。
日付が変わったあと、3日遅れの年賀メール。
あまりのタイミングに驚きはしたけれど、内容はどうと言うこともないもので、
あたしも友人に対するのと変わらないような返事を書いた。
当たり障りのない遣り取り。ただそれだけのこと。
そう、思っていたのに。
久しぶりに夢を見た。
あのひとの夢。
あたしは誰か別の男性と一緒にいて、偶然あのひとと出会った。
場所はなぜかあたしの高校。
あのひとと出会う前のあたしの居場所。
あたしは酷く動揺して、傍にいた男性の腕を強く引き寄せた。
あなたがいなくてもあたしは平気なんだよって、態と見せつけるみたいに。
一緒にいた男性のことはよく覚えているのに(全く知らない架空の人物だ)
あのひとがどんな表情をしていたかは、もう思い出せない。
夢から覚めて、あたしは思い知る。
自分が如何に虚勢を張っていたのかを。
平気だと、忘れたと、新しい「あたしだけのひと」を見つけるのだと、
必死に自分へ言い聞かせているのかを。
こんなにも心を捕らえて離さない、あのひとという存在を胸に抱いたままで。