あのひとは変わろうとしてくれている。
あたしが望む場所にも連れて行ってくれたし、
何よりあたしを愛してくれる。
あたしはできるだけストレスを溜め込まないように
あのひとの行動にあれこれ注文をつけたり
小さなことでも文句を言ったりするけど、
あのひとは嫌な顔をせずにちゃんと聞いてくれる。
それなりに、うまくいっている。
あたし達はうまくいっているはずだ。
それなのに、どうしてだろう。
何かが足りない。
あたしは満たされない。
心が「もっと、もっと」って言ってる。
これ以上何を望むというの?
何があれば、あたしは満たされるのだろう。
誰も彼もが100%満たされて生きているわけじゃない。
あたしだって、あのひとに完璧な「何か」をあげられているわけじゃない。
ねぇ、「何か」を諦めることは、悪いことじゃないよね?
時には妥協することが必要なことも、あるよね?
あたしは、「そんなの恋愛じゃない」って否定する声に耳を塞いで蹲っている。