他人はあたしを拒絶する存在。
期待をすれば、いつか手痛い裏切りが待っている。
だから、あたしは自分を守るために薄い薄い膜を張った。
一見なにもないようでいて、決してあたしに触れることが出来ない膜を。
その膜の中で、あたしは息を殺してじっと外を見ている。
きらきらと七色に輝く外の世界は、眩しくて、疎ましい。
気がつけば、手を伸ばしたくなるのを必死に耐えるあたしがいる。
無駄なんだよ、絶対に届くはずがない。
だって、先に手放したのはあたしの方なんだから。
あたしを拒絶する世界。
あたしが、拒絶する世界。
シャボン玉の中の、小さな世界。
今、あたしが生きている場所。