グループAの戦いを振り返ってみよう。

1位のパキスタンは、5勝1敗で勝ち点10。

ニュージーランドとの試合で敗れた試合以外は、攻守にわたり終始安定したプレーを展開した。

ニュージーランドに敗れたのは、終盤の突然のボウラー陣の乱調によるもの。その後の試合では立て直している。

グループBの南アフリカと並んで、優勝候補の1つ。

2位のスリランカは、4勝1敗1NGで勝ち点9。

NG(ノーゲーム)は、オーストラリアとの対戦で、途中雨で中止となったもの。

1位のパキスタンには敗れたものの、その後はまずますの試合内容だった。

スリランカには優勝経験があるが、唯一、地元開催の大会で優勝した経験を持つチーム。

バングラデシュがホームのプレッシャーで沈み、インドが苦戦する中、スリランカはホームの利を最も活用している。

パキスタン、南アフリカの次ぐ、ダークホースがこのスリランカになる。

決勝トーナメントの初戦の相手は接戦に強いイングランド。ここに勝つと、2度目の優勝が見えてくる。

3位のオーストラリアは、スリランカと同じ4勝1敗1NGで勝ち点9だが、NRR(ネットラン率)の差で3位。

大会前の不評を覆し、大会後は一時無敗を誇っていたが、最後のパキスタン戦に破れ、34というワールドカップ無敗記録も途絶えてしまった。

調子は決して悪くはないのだが、本調子とまでは言えない。

しかも、決勝トーナメント初戦の相手はインド。4連覇への道はまだまだ長い。

4位のニュージーランドは、4勝2敗。パキスタン戦での劇的な勝利が印象深い。

しかし、その試合でキャプテンでボウラーのヴェットーリが故障してしまい、その後は精彩を欠いている。

今から思えば、よくぞパキスタンに勝ったと言える。

5位のジンバブエは、2勝4敗で勝ち点は4。

格下のカナダ、ケニアにはフルメンバーの意地を見せて勝利したが、上位4チームとの実力差は歴然としていた。

6位のカナダは、1勝5敗で勝ち点は2。唯一の勝利はケニアから上げたもの。

7位のケニアは、6敗で勝ち点は0。次回のワールドカップはフルメンバーだけで、という声に対しては、何も言える立場にはないだろう。