先日、あるがんサバイバーの方とお会いする機会があって、そのいわば予習のために、その方の闘病記を読みました。
その本は基本的に闘病中の日記をまとめたという形だったんだけど、その日記がかなり細かかったんだよね。
作中にその日記の写真も所々挿入されてるんだけど、日々のちょっとしたことが記録されていて、それがすごくリアリティがあって。
一見特筆すべきことじゃないような内容でも、特に自分みたいながんを体験した人間から見ると、
「あーそれあるある!」
ってなる内容が多かった。
で、「闘病はただでさえ辛いのにこんなに記録残しててえらいなー…」と思って、
「自分もそれくらいちゃんと書いとけばよかったな、でもそんな余裕なかったしなー」
と思ってたんだけども。
先日、ふと思い立って自分のブログを20エントリくらい読み直してみたら…
自分、結構闘病中もブログちゃんと書いてたんですね!笑
今思うとなんで自分そんなことに悩んでたんだろう?みたいな悩みも書いてるけど、
その当時はそれが本当に一大事だったし、
病気になるって、そういう普段なんとも思わないようなことが気になる状態だと思うから、
そういうことを包み隠さず本音のままここに書いてきててよかったと思った。
…このブログも、本になったりしないかなあ?笑
冒頭に挙げた闘病記は、きっと本当はとてもつらい治療だったと思うけれど、
著者独特の明るいタッチで書かれていて、おもわずクスリとなってしまう場面も。
でも、病気になってみないと分からない、色んな気づきをくれる本でもあると思います。
へこんでも―25歳ナツコの明るいガン闘病記/多和田 奈津子
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