抜鉤、ドレーン抜けました。 | 精巣腫瘍治療記+α

精巣腫瘍治療記+α

2009年末、21歳で精巣腫瘍に罹患。一度は転移なしとなったものの翌年再発し5月から化学療法。患者であると同時に薬学生でもあるので、患者側と医療側双方の視点でこの病気と向き合っていければと思います。また自分の病気とは関係ない勉強、研究、趣味の話もちらほら。

※念のため。以下傷口の写真が載せられているので注意。そんなにグロくないけどね。


手術以降、ずっとドレーンからは150-200mL程度の液が出ていました。
しかも、白濁した液で、これは脂肪分を含んだリンパ液であるとのこと。
リンパ節を摘除しているためにどうしてもリンパ液が傷のところにもれてきてしまうんですね。
でもここ数日は液量がガクッと減って20mL程度に。
液質も白みがかった半透明という感じで、一時期の白濁した感じとは全く別。
ということで、これなら大丈夫だろうとのことで今日ドレーンを抜いて頂きました。
併せて、手術から1週間が経過したため、抜鉤も行いました。

精巣腫瘍治療記+α-傷口_抜鉤前

抜鉤前です。医療用のホチキスによって傷が止められています。数えたら42針ありました。
傷口はへそを避けるようにして、他は上下に一直線に伸びています。
ホチキスの上に、さらにテープが張られています。
向かって左下のガーゼの裏でドレーンが身体の中に入っています。
そこから伸びている管も見えますね。

精巣腫瘍治療記+α-ドレーンの行き先

ドレーンから出た排出物はこの中にためられます。
中を陰圧にできるようになっていて、液を吸い出す感じ。


 ↓↓


精巣腫瘍治療記+α-傷口_抜鉤後

抜鉤後です。
傷口はほとんどちゃんと閉じられていて、1週間やそこらでこういう風にちゃんとなるんだなと感心。


抜鉤は、それこそホチキス抜きみたいな感じで抜いていきます。
そんなに痛いわけではないけど、何せ数が多いので大変。腹緊に力もそんなに入れられないし。
ドレーンも本当にただ抜いていくだけなのだけど、身体の背中側まで入っているはずなので、
抜く時には何とも言えない変な感じがしました。

何はともあれこれで身体につながっている管も何もなくなったわけで、退院のめども立ちました。
週末傷口とかに何もなければ、来週月曜日に退院の見通し。
手術から11日後なので、予定通りと言えば予定通り。なんだか早い気もするけどね。
ただ、まだ傷口はやはり鈍く痛んで、背筋を伸ばして立つのが難しい感じ。
前かがみにならないと歩けないのはしばらく続きそうです。