このところ、毎日のように更新カードが届いている。
よくよく考えると、2015年の夏、立て続けに色々なカードに申し込む「多重申込実験」……良い子は真似をしないように……をしているので、その５年後だから、当然と言えば当然か。
正確には、日中は留守のことが多いので、「不在票」が入っていることが多いのだが、集配局は近いので、再配達を頼むよりも取りに行くほうが速い。
まずは、新規発行の際には滅茶苦茶じらされた「東京ＶＩＳＡゴールド」。
ＭＵＦＧ(三菱ＵＦＪフィナンシャルグループ)の「東京クレジットサービス」が発行する(三井住友系の)「ＶＪＡグループ」に属するという、銀行再編による「ねじれ」の影響をもろに受けたカード。
現在は「三菱ＵＦＪ」銀行になっているが、かつては国内唯一の「外為専門」だった「東京銀行」が母体になっており、三菱銀行と合併し「東京三菱銀行」になる以前から「ＶＪＡグループ」だったために、こんな形になって残っている。
本家の「三井住友ＶＩＳＡカード」が、脱「パルテノン」をしてしまい、ネット上でも一騒動になったが、このカードのデザインは従前のままである。というか、マイナー過ぎて「在庫」が捌けないのでは、と勘繰ってしまう。
その「三菱ＵＦＪ銀行」が発行している、キャッシュカード一体型の「三菱ＵＦＪスーパーＩＣ－ＶＩＳＡカード」も届いた。
これは、５年前の発行が端緒ではなく、単なる偶然で更新時期が重なっている。
元々、「東京三菱銀行」(当時)のキャッシュカードが「静脈認証」を搭載した、と話題になったので、話のタネに、と作った口座のカードになっている。現在では、生体認証機能付カードとして、クレジット機能のないキャッシュカードにも設定があるが、当時はこのクレジットカードと一体になったものしかなかった。
そもそもキャッシュカードとして作ったので、クレジットカード機能はほとんど使っていなかったのだが、ここ２回くらいの更新は「クレジットカード機能使わないんだったら、キャッシュカード単体で再発行しまっせ」というお知らせが来て、勿体ないのでちょっと使う……の繰り返しだったりする。
その後、銀行名が「三菱東京ＵＦＪ銀行」を経て現在の「三菱ＵＦＪ銀行」になっているため、歴代の銀行名入りのカードを持っているのも貴重かも知れない。
この口座以前に、実は旧・三菱銀行と旧・東京銀行のそれぞれに口座を持っていた(現在はいずれも残高ごく僅かの休眠口座になっていると思われる)。いずれも「本店」口座だったのだが、この現行口座も「三菱ＵＦＪ銀行 本店」の口座。作った頃には、既に規制が厳しくなっており、住所地や勤務先からの最寄店でない場合には「お断り」されることがほとんどだったのに、何故か「東京三菱銀行」だけはあっさりとＯＫだった。
ＭＵＦＧと言えば、その代表格である「ＤＣカード」。
かつて、「ＤＣゴールドカード」を、勤務先の福利厚生で、年会費無料で持てたのだが、あまり使わずにいたため更新されなかったりした。
その「ＤＣ」ブランドと５年前に「復縁」したのが、この「日本盲導犬協会ゴールドカード」。厳密には、「ＪＡＬカード」の「グローバルクラブ」資格を維持しているカードが「ＴＯＰ＆」なので、「ＤＣ」との「ダブルネーム」というか、「ＪＡＬ」「ＤＣ」「ＴＯＰ＆」の「トリプルネーム」だったりするカードが「既存」としてあったので、「多重申込実験」中でも審査は緩かったか。
ゴールドカード年会費が半額の５千円＋税でありながら、ポイントは２倍付き、盲導犬協会に(会員負担なしで)寄附までされるという「大盤振る舞い」なカード。
日常的に買い物でも使っているが、(何となく)病院などでの支払いでもよく使っている。
長らくＩＣチップが付かなかったが、昨年ＩＣチップ付カードに「差し替え」されたばかり。有効期限が変更されず、１年と経たずに「更新」を迎えてしまった。なんか勿体ない気がする。うまく回してもらって、それで浮く費用を盲導犬協会に寄付してほしいと思ったのは、自分だけだろうか……。
本稿の最後は、その色合いが「随一」だと思う「ＮＴＴグループカード」。
基本的に、電話料金を筆頭に、自動引き落としにしか使っていないので、持ち歩かずデスクの引き出しに待機。
財布に入れていると、どうしても擦れて「色落ち」したりするから、という訳ではないけれど、結果としていいかも、と思っている。
このカード、ＶＩＳＡだとプロセシング業務を三井住友カードが担っているが、MasterCardの場合は「ユーシーカード」が担当している。「不在票に「ＵＣカード」と書かれていたため、他のカードと勘違いしてしまった。
このカードのゴールドカードが、割合「高評価」されているので気になってはいるが、利用頻度から、今のところは「(申込)自粛」している。