イントロとAメロなど、セクションごとにビートパターンを使い分ける | 8ビートと16ビートの違いや、四つ打ちと裏打ちなどのドラムパターン

8ビートと16ビートの違いや、四つ打ちと裏打ちなどのドラムパターン

ビートのパターンとして8ビートや16ビートなどがありますが、それらの違いは何なのか、また、四つ打ちや裏打ちなどのドラムパターンとは何なのかを分かりやすく解説します!!

ドラムのビートパターンは、単純に、楽曲のリズムを定める役割がある以外にも、楽曲の抑揚感を出すための役割があります。
例えば、サビなどの楽曲が盛り上がるセクションでは、ドラムのビートで、ハイハットをオープンにして、激しめのビートパターンを叩くようにしたりします。

基本的に、あまりビートパターンの種類をいくつも楽曲の中で使ってしまうと、楽曲全体のイメージが統一されず、バラついた印象になってしまうので、8ビートを使う楽曲では、別のセクションでも8ビートを使い、16ビートを使う楽曲では、各セクションでも16ビートを使う、というように特定のビートだけを繰り返して使う事が多いです。

ただ、ずっと同じビートパターンを使い続けると、それはそれで飽きてきてしまうので、セクションが変わった時にビートパターンも変更したりします。
例えば、「Bメロ」では、シャッフルではない4ビートを叩いて、「サビ」ではオープンハイハットの8ビートを叩くといった感じです。

フィルインとブレーク

ただし、急にビートパターンが変わると、それまでの楽曲の印象が急激に変化してしまい、変な感じがしてしまうので、セクションが変わるのに合わせて、ビートとビートの間にフィルインやブレークを入れたりします。

フィルインと言うのは、「おかず」とも呼ばれるもので、スネアやタムタムを8分音符、または16分音符で「タタタタ」と叩くドラムパターンです。

「ブレーク」というのは、色々な意味合いで使われますが、多くの場合、一小節から二小節くらいの隙間を空けた状態の事を指します。
つまり、ドラムのビートやフィルインが一小節から二小節の間、全くない状態の事です。

この「フィルイン」と「ブレーク」をセクションの間に入れる事によって、「8ビート」から「ダンスビート」というように、ビートのタイプが結構違う場合にも、そこまで繋がりが可笑しな感じにはならなくなります。