クレアさんのところも黒妖様のところも毒っ気が多いのでここは私が!!


私はクレアさんを全面協力します。そして黒妖様ラブ(ぉ


希望の虹10~「小さな(恋の)メロディ」より


「今回はいっぱい遊びましょう。もちろんケディン君の約束も手伝ってあげないといけませんね」
 そんな様子を眺めながら言うニルナに、ノアは一瞬‥‥ホンの一瞬だけ沈黙してから、
「‥‥はい」
 ニルナの瞳を真っ直ぐ見つめて頷いたのだった。


「もうなくさないでくださいね‥‥大事なものなら尚更です」
 両手を口に当てて、大きく声を張り上げるニルナに、マリーンは大きく頷いてみせた。その胸元を飾る、指輪に繋がれた二つのペンダント。大切な絆の証。



「ノア君も早くいきましょう!」
 同じように、何故か顔を背けているノアの手を引くニルナ‥‥と、気づいた。ノアの顔が、真っ赤になっている事に。
「暑いですか?」
「いえ! ただ、ちょっと目のやり所が‥‥」
 らしくなく口ごもるノアに、ニルナは自分の格好を‥‥ビキニ!、バッバ~ン!、ナイスバディ!、を見下ろし問うた。
「ふふ、ノア君‥‥私の水着どうですか? 似合います?」
 意図したわけではないが、少しだけ前かがみになったニルナ、その胸の形の良さがハッキリと見て取れたノアは、ノックアウトされた。
「ノア君‥‥!?」
 鼻血を拭きながら仰向けに倒れるノア。
「いやいや、青少年には少々刺激が強すぎたようだね」
 笑みを含んだ声音で言うと、○○はニルナをひょいと抱き上げた。
「何するんですか‥‥って、その窪みはいつの間に!?」
 そこには丁度人一人が埋まるくらいの窪みが準備完了、待ち構えていたりして。ぽすっ、と落とされてしまう。
「うふふっ、何の為の穴でしょう?」
 先ほどの恨み、とばかりにレオナが率先して埋める、埋め埋め。
「あぁぁぁぁっ、これでは遊べないじゃないですか」
 勿論、レオナもいさなも鬼ではない。脱出は可能にはしておき。
「直ぐに助けますっ!」
 ○○に看護され復活したノアもまたすかさず、救出に掛かった。


「ノア君、口についてますよ」
 ニルナは微笑みながら、その指をツとノアに口元に伸ばした。少年の唇に触れる、と、ノアは顔を真っ赤にしてウロたえた。
「すみませんっ」
 慌てて口元を拭くノアに、ニルナは「どういたしまして」のほほんと笑った。


「ニルナ先生は僕が守りますから!」
 昼間とは違う雰囲気にビビリながらも、頼もしく言うノア。


解説:いやぁ、ノア君最高・・近いうちイメージ画かこうかしらって感じです(ぉ ニルニャーの魅力爆発!ノア君もノックアウトどんなに強力な一撃より威力がありますね。そして埋められました・・(w 懐かしい夏の思い出・・来年もいきたいなぁ・・・・・そしてまたこのときがやってくる。


オマケ


「この出逢いは希望の架け橋。輝く未来を作る為の欠片。願おう‥‥何時か、欠片が一つとなる刻を」
 手を振るマリーンと子供達を見つめ、クレアは海風にそっと囁いた。


「さぁ貴方達、大物釣るわよ~」
 そんな光景を横目に、クレアはアイカ達を誘い、釣りに繰り出す。
「先ずはかまどね」
 見送り、麗蘭は石かまど作り。かまどを作り火を起こし、用意してきた鍋一杯に海水を汲み火にかける。これで塩が出来るはず。
「クレア達の手腕には期待しているけど‥‥」
「昨日留守番の間潜ってみたんだけど、ナマコとか海の底に使えそうなものがあったよ。引率がてら獲っておくよ」
「それは嬉しい、私も探してみるよ」
 いさなに、麗蘭はニコリと礼を述べた。
「わっ、しょっぱい」
「ね、怖くないでしょ」
 先ずは水に慣れる事から‥‥クレアに抱かれ水に入ったアイカは目を丸くした。


「リオンが居なくて寂しいんじゃないの?」
 突っ込まれたクリスは、瞬間顔を真っ赤にし、素直に白状した。
「そんな事無‥‥くもないですけど」
「正直ね」
「リオンさんにはご迷惑かもしれませんけど‥‥気持ちは止められませんし」
「そうね」
 二人はどちらからともなく、出来たばかりの貝殻のネックレスに喜ぶ幼い恋人達を眺めていた。

「最後の夜ともなれば、肝試しよね」
 クレアの主張と共に、先生達はクジを引き‥‥悲喜こもごものドラマがあったりした後、準備期間を経て始まりました肝試し!
「さぁジェイク、男の子なら泣かない様にね」


「そのペンダントは貴方にとっても大事なものなのだろうけど、ペンダントを無くして困っている子がいるの。だから、ペンダントを返してくれると嬉しいのだけれど‥‥駄目?」
 膝をつき、目線を合わせて真摯な眼差しで頼むレオナ。


「み、水着? 嫌よ、私の身体の貧相さを見てわからないの?」
 対照的にしり込みしたのは、レオナだ。
 だがしかし、ほぼ同じ体形のサナ達‥‥はともかく、リデアがピクンっ、と動きを止めると、何と無く口を噤んでしまう。
「‥‥水着って、つるんぺたんだと着ちゃいけないのですね」
 更に、子供達が暗い顔で着替えの手を止める。
「子供は良いのよ? 子供は‥‥」
 慌てて言うレオナだったが、クレアやニルナの無言のプレッシャー、笑顔で水着を差し出されるっていうか押し付けられるとそれ以上抵抗は出来なかった‥‥子供達が悲しそうな目で見ているし。
「‥‥分かったわよ、着れば良いんでしょ、着れば!」
 最後には半ば自棄になって叫ぶ、レオナ。


「い、いやぁ~!!」
「大丈夫よ、先生」
「あたし達が付いてるから‥‥!」
 思わず抱きついてきたレオナを、ルリルーとアイカは抱き返し必死に励ました。いつもカッコ良いレオナ先生が大ピンチ!、あたし達が頑張らなくちゃ!、な二人はそれはそれで、良い思い出になりそうだ。


そうして、海に別れを告げる朝。
「皆の夏の思い出、聞かせてくれる?」
 クレアとレオナはいつものように、子供達に海をテーマにした歌を歌ってもらった。楽しい歌、嬉しさがあふれた歌‥‥それから、小さな恋の切ない歌。
「きっと、また逢えるわ」
 クレアは、マリーンから貰った貝殻をじっと見つめるケディンに、優しく告げた。約束は絶対ではない。けれど、互いの想いが、気持ちが本当ならばきっとまた逢える。一等大切なお友達に。


オマケ解説:まずはクレアさん、釣りしてるところは似合いそうですねーできれば胡坐希望(何 マリーンのときは良い感じに締め!いいですねぇ。わ、私はクリスさんとサクラさんどっちに付くべきか・・((・・;))ぇ レオナさんはなんというか・・・軽くドジっ娘な感じに・・あれが本当の姿・・ギャップ萌え(w ぺたんこでも洗濯板でも液晶テレビでも生きていけます(死 麗蘭さんはゲストで出しましたー新しいメンバーで、これから一緒にがんばりませぅ!


今回は番外編ということで一発だしました。これからも希望の虹、がんばります