ヴァインベルグ ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.67 | 音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。

パソコンHDの空き容量が少なくなっていて、調子が良くない。

今度はVistaにしようか、否XPの方が使いやすいとか考えて

いるうちに、ハードディスクのフォーマットについて以前読んだ

ことを思い出して、それを決断。

どこかにしまい込んでいた「リカバリCD」と「ドライブCD」を

探し出し、残しておきたいデータのバックアップなど、用意万端、

初めてのことなどで不安はあったが、今日いざフォーマットを

決行することに。

リカバリCDをCD-ROMドライブにセットすると・・・・・

「パソコンのWindowsのバージョンが、CDに収録されているの

よりもアップしているのでセットアップが続行できない」旨表示

されました。

ああ、折角準備してきたのに残念。

フォーマットして巧く復元できるかの不安はあったものの、

こういう結果は想像していなかったデス。


さて、今日はヴァインベルグのヴァイオリン協奏曲

を聴きました。

ヴァインベルグ(1919-1996)はポーランド生まれだが

20歳でドイツの侵略で祖国から逃亡を余儀なくされます。

結局モスクアに定住して、そこでミャスコフスキーとショスタ

コーヴィッチと親交を結びます。


私には初めての作曲家、初めて聴く曲で、先日のミャスコ

フスキーの協奏曲のCDに収められているもの。


第一楽章はまるでショスタコーヴィッチの曲を聴いている

ようです。カチャガチャ、~と機械的な動きが忙しく、あわ

だしい。こんなのばかりだとストレスに。

私の性に合わない。


第2楽章は弦のやや厳粛そうな開始ですが、半音階の

音程は怪しい雰囲気でもあります。

そこへヴァイオリンのとりとめもないメロディが入りますが、

それはまるで当てもなく徘徊するような感じ。

オーケストラも加わって盛り上がるのですが、最後は暗闇

に道を失ったかのように、悲鳴とも聞こえるヴァイオリンの

長く伸びる高音で終わります。


第3楽章 アダージォ。 徘徊に疲れて暗闇の道に迷い込

んだ人が、いつの間にか眠りにつきます。

不安でもあり、また安らかにも聞こえる、ゆったりと流れる

音楽。


第4楽章  眠りから目覚めると、朝日が降り注ぎ黄金に

輝くまばゆい世界がオーケストラで奏されます。

第2.3楽章とは打って変って、生気と活力があります。

最後は急に高音のヴァイオリン・ソロにホルンのみの

不思議な音で、謎めいた、でもホット安堵感を匂わせるよ

うに終わるのです。


 演奏:グルベルト/ヤブロンスキー指揮

          ロシア・フィルハーモニー・オーケスタラ