パソコンHDの空き容量が少なくなっていて、調子が良くない。
今度はVistaにしようか、否XPの方が使いやすいとか考えて
いるうちに、ハードディスクのフォーマットについて以前読んだ
ことを思い出して、それを決断。
どこかにしまい込んでいた「リカバリCD」と「ドライブCD」を
探し出し、残しておきたいデータのバックアップなど、用意万端、
初めてのことなどで不安はあったが、今日いざフォーマットを
決行することに。
リカバリCDをCD-ROMドライブにセットすると・・・・・
「パソコンのWindowsのバージョンが、CDに収録されているの
よりもアップしているのでセットアップが続行できない」旨表示
されました。
ああ、折角準備してきたのに残念。
フォーマットして巧く復元できるかの不安はあったものの、
こういう結果は想像していなかったデス。
さて、今日はヴァインベルグのヴァイオリン協奏曲
を聴きました。
ヴァインベルグ(1919-1996)はポーランド生まれだが
20歳でドイツの侵略で祖国から逃亡を余儀なくされます。
結局モスクアに定住して、そこでミャスコフスキーとショスタ
コーヴィッチと親交を結びます。
私には初めての作曲家、初めて聴く曲で、先日のミャスコ
フスキーの協奏曲のCDに収められているもの。
第一楽章はまるでショスタコーヴィッチの曲を聴いている
ようです。カチャガチャ、~と機械的な動きが忙しく、あわ
ただしい。こんなのばかりだとストレスに。
私の性に合わない。
第2楽章は弦のやや厳粛そうな開始ですが、半音階の
音程は怪しい雰囲気でもあります。
そこへヴァイオリンのとりとめもないメロディが入りますが、
それはまるで当てもなく徘徊するような感じ。
オーケストラも加わって盛り上がるのですが、最後は暗闇
に道を失ったかのように、悲鳴とも聞こえるヴァイオリンの
長く伸びる高音で終わります。
第3楽章 アダージォ。 徘徊に疲れて暗闇の道に迷い込
んだ人が、いつの間にか眠りにつきます。
不安でもあり、また安らかにも聞こえる、ゆったりと流れる
音楽。
第4楽章 眠りから目覚めると、朝日が降り注ぎ黄金に
輝くまばゆい世界がオーケストラで奏されます。
第2.3楽章とは打って変って、生気と活力があります。
最後は急に高音のヴァイオリン・ソロにホルンのみの
不思議な音で、謎めいた、でもホット安堵感を匂わせるよ
うに終わるのです。
演奏:グルベルト/ヤブロンスキー指揮
ロシア・フィルハーモニー・オーケスタラ