- ボストン交響楽団, ブラームス, ミュンシュ(シャルル)
- ブラームス : 交響曲 第2番&第4番
今日はまた暑さがぶり返しています。
聴いた曲はブラームスの第4交響曲、ミュンシュ/ボストン響の
CDです。
この演奏は私の頭の中にあるイメージとは異なるものでした。
豪快で堂々たるもの、ミュンシュらしいと言えばそうなのかも
知れません。
第1楽章冒頭、ヴァイオリンの旋律に中低音の伴奏がかなり
重く響く感じからして、少し違うな~、って・・・。
情に流されところ微塵もなく、まっしぐらに豪快に進むのです。
そして凄みのある迫力のコーダへと。
第2楽章 朗々と、どっしりと、まあ余計な感傷はなし。
第3楽章 ダダダ、と冒頭の強打! あとも凄い凄い。
テュッティの強奏にも、トライアングルは鳴る。リリリ~ン~~。
対して、中間部のホルンがなんとも含みのある音で伴奏の音との
ブレンドが妙。
終りのダッ! の凄い強打にもトライアングルが一瞬聞こえたぞ。
第4楽章 オーケストラが光り輝いている、迫力を伴って。
第3楽章と共に、オーケストラの力を見せつけられる思いがした。
勿論、最後のコーダの盛り上がりは言うまでもない。
最後の、短くバサッと斬れる音の切れ味も凄かった。
通して、強固で豪快な演奏でした。