グノー 歌劇「ファウスト」 バレー音楽 | 音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

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クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。

またまたグノーですが、先日2回に分けてエントリーした

グノーの2つの交響曲のCDに収録されているので、図書館に

返済する前に聴いておくことにしました。


グノーの歌劇では代表作とされる「ファウスト」。 その歌劇の

間に挿入されたバレー音楽を コンサート用に名前を付けられた

のが次の7曲です。


(1) ヌビア人の娘の踊り

(2) クレオパトラと金の杯

(3) ヌビア人の奴隷の踊り

(4) クレオパトラと奴隷の踊り

(5) トロイ人の娘の踊り

(6) 鏡の踊り

(7) クリネの踊り


あー、この音楽がそうだったか!  第1曲のブラスと打楽器の

勇壮な序奏に次いで鳴り始めたメロディに 思わず心の中で叫び

ましたよ。(^~^)

曲名と音楽が結びついていなかったんですね。

7曲のうち、4曲がそんな感じでした。 面白いことに1曲おきに、

つまり奇数番号の曲が聞き覚えがあったのです。

それも、「ファウスト」のバレー音楽という曲名とは分離して、ただ

旋律だけの聞き覚えでした。だから頭のなかでは一曲ずつがばら

ばら状態なのです。(^^ゞ

特に最後の曲は、もう全く別の音楽、といった印象でした。


でも、いい曲ですよね。

第1曲は上述の通り、序奏に続いては 繊細で愛らしいワルツ。

クラシック・ファンでなくても、一度は耳にして心の中に残っている

のではないでしょうか。


第3曲も なんとも心の浮き立つ楽しさ一杯の音楽。

ピッコロと木管が奏でる旋律は、その頭に休止をおいた独特の

リズムとメロディで、独特の快感をくすぶる、とても魅力的もの

なんですね。


第5曲  ハープに乗って弦が柔らかく歌う旋律は、ミから始まって

一オクターブ上を越えたラまでを順次音階を登っていくという、実に

単純なものなのに、まあ美しいこと!


  3-4] 5-6] 7-1] 2-3] 3-4] 5-6] 2-・] 2-

( 下線はタイを表す )


第7曲  これは熱狂的な音楽だ。 前6曲とはがらりと印象が変わる。

だから、聞き覚えの頭の中では、とりわけ別の音楽の印象として残って

いたのだろう。

この熱狂さと、怪しい旋律及び優美な旋律とが交互に現れて構成され

ている。

最後は、熱狂さが最高頂に達して、堂々たる結びとなって、やあ、すば

らしいですな。


このCD、音質もよく澄んだ潤いがあってなかなかいいです。

マリナーの演奏も、他の演奏と比較したことはありませんが、とっても

魅力的。 きっと快演と言えるものでしょう。


  演奏:マリナー/ジ・アカデミー・オヴ・セント・マーティン・

            イン・ザ・フィールズ