モーツアルトのヴァイオリン協奏曲では3番と5番を最もよく
聴くのに対して、最も聞かないのが1番である。
そこで今日は第1番の協奏曲を
グリュミォー/コリン・デイヴィス&ロンドン交響楽団(LP盤)で
聴いてみたが、やはり全く聞き覚えがなかった。 他の協奏曲との
違いがはっきりしたような特徴もないようで、だからレコードを買った
際に一度位聴いただけでは、それで当然なのかも知れない。
第1楽章 明快で颯爽とした出だしは、ちょっとト長調のフルート
協奏曲に似ているように感じた。
第2主題は・・、と思っている内にオーケストラの提示部な終わって
しまい、型通りのソナタ形式であったが、展開部におけるヴァイオリン
の深みのあるパッセージは印象的であった。
第2楽章 緩やかな楽章に共通の趣きで、特にどうこう言うような
点はない。 このようなヴァイオリンの緩徐楽章では、「ハフナー・
セレナード」でヴァイオリンのソロが加わる第2楽章が情趣に富んで
いて、私は最も好きだな~。
ただひとつ、終りの方でカデンツァ風の短いソロがあるが、そこが
非常にしんみりとして、最も美しく思った。 これは独奏者グリュミォー
の腕によるところが大きいと思われる。
第3楽章 非常に早いテンポで生き生きと元気よく、戯れの感が強い。
モーツアルトのディヴェルティメントの曲を想い起こさせる。
そんな中でのオーボエとホルンの長い持続音はよく効いていた。
この楽章のテンポの速さはプレストと書いてあるので、聴き終わって
参考までにと他の4つの協奏曲・・・第6番もあるのだが、これはどうも
偽作らしい・・・のレコード・ジャケットを見てみると、「プレスト」はこの
1番の第3楽章のみであることが確かめられた。
やっぱりね、と少々悦に入ったりなんかして・・・・・(^O^)/
序ながら、もう一点、この第1番が他の4つと異なる点のあることに
気付いたのであります。
さて、それは何でしょうか? ハハ、クイズになってしまいました。
答えは、コマーシャルの後で。(*^o^*)
いやいやどうも。 もし即答できる方は かなりの通であられましょうね。
あるいは ヴァイオリンをやっておられる方とか。
折角なので、夏休みの宿題にさせてもらいましょう。・・・・・・おやおや、
またまた。( ̄_ ̄ i)