新春の池袋。…大人の嗜好品は、尖ったマニュアル車で完結します。
春のような天候に恵まれた…今日。
…そんな陽気に誘われて…
池袋ショールームに在籍するクルマさん達の席替えをしてみました。
まず、ショールーム正面から向かって右前に…
平成9年型 ユーノスロードスター 1.8 Sスペシャル タイプ2 5MT。
BP-ZE(直列4気筒DOHC)エンジンを搭載した…NA後期型は、
専用のBBS15インチアルミやビルシュタインダンパーを装着した…フルオリジナル仕様。
光の反射で…紺碧色からダークグリーンに変化する美しいボディの持ち主です。
パワーアップしたエンジンとバランスの取れたシャーシは、
正に…オンザレール感覚のハンドリングを醸し出してくれます。
そのNAロードスターの奥に鎮座させたのは…
昭和63年型 日産 フェアレディZ 200ZX 2by2 Tバールーフ 5MT。
名機RB20DETを搭載した…Z31は、
獲物に狙いを付けたような低重心な面持ちに只ならぬ迫力を感じる…日産往年のスポーツクーペです。
色褪せるどころか…今見ても…むしろ新鮮で前衛的な造り込みとスタイリングに、
技術の日産たる真価が全身から溢れています。
その隣には…
昭和61年型 日産 スカイラインクーペ GTS-X 5MT HICAS。
昭和を代表するZ31とR31が左右に並ぶ姿…。(感動的です。)
エッジの効いたスタイリングと…速度感応型フロントオートスポイラー。
FR駆動に…伝統の直列6気筒DOHCターボエンジン。
35年以上の時を超えて池袋ショールームにに舞い降りました。
ショールーム脇のガレージには…
平成12年型 ホンダ アコード ユーロR 5MT 純正フルノーマル仕様を配置しました。
穏やかで上品な印象のスタイリングに…H22A型2.2リットル直列4気筒DOHC V-TECを搭載。
ホンダが製作したスポーツセダンは、正に…羊の皮を被った狼です。
ボンネットを開けると…
タイプRの象徴だったはずの…テスタロッサ(赤ヘッド)エンジンに目を奪われてしまいます。
昭和と平成を飾った…名車、傑車たち。
発売当時を知る大人の方だけが味わえる…嗜好品ですね。